あなたは、どんな「マヨネーズ」を買っていますか?
- オーガニックや無添加が好き
- ビオラル「平飼いたまごのマヨネーズ」の特徴は?
- どんな味がするの?おいしい?
わたしは、オーガニックや無添加な食品が好きな栄養士です。ファスティング(断食)サポートや、食事指導を行っています。
食べるもの全てに注意を払うの大変ですよね。そんな中で、わたしは特に調味料に気を付けています。
その理由は、調味料は1回購入したら、自炊のたびに登場するアイテムだからです。しばらくの期間それを食べることになります。
家にある調味料が添加物だらけだと、せっかく健康を考えて自炊をしても添加物パラダイスになってしまうのです。
そんなわたしが、スーパーマーケットのライフが展開するブランド「ビオラル」の「平飼いたまごのマヨネーズ」をご紹介します。
「BIO-RAL」とは
BIO-RAL(ビオラル)とは、四葉のマークが目印のスーパーマーケットのライフコーポレーションが展開しているプライベートブランドです。
からだに優しい素材や製法、健康や自然志向にあわせた商品を展開しています。
スーパーのライフでビオラル製品の取り扱いがあり、ビオラルコーナーがある店舗もあります。また、ビオラルの店舗も出ていて首都圏や関西に数店舗展開しています。
ビオラルの商品シリーズは割とリーズナブルでご近所のスーパーでも手に入るお手軽さが魅力だなと思っています。
ビオラルは、自然の恵みをいかしたオーガニック食材を原料にした商品や、無添加、健康にこだわった体にやさしい商品を取り揃えています。
《参考》【BIO-RALとは】スーパーマーケット「ライフ」プライベートブランド
普段からお世話になっているビオラルシリーズですが、今回は「平飼いたまごのマヨネーズ」をご紹介します。
「平飼いたまごのマヨネーズ」
ビオラルブランドの「平飼いたまごのマヨネーズ」は、こだわりが次の通りです。
- 調味料(アミノ酸)不使用
- 卵は全て有精卵を使用
- BIO-RALこめ油使用
「調味料(アミノ酸等)」というのは一括表示の名称です。様々な添加物である調味料の集合体で、主体はグルタミン酸Na(ナトリウム)です。
グルタミン酸Naは、遺伝子組み換え技術によって生産されても、最終物質がアミノ酸の純品であるから「健康影響の評価」は受けなくてよく、遺伝子組み換えの表示は不要となっています。
このような状況により、安全性を不安視する声もあります。詳しくは、以下の記事でご覧ください。
《参考》【食品添加物の用語解説】調味料(アミノ酸等)、pH調整剤、グリシン、加工デンプン、増粘多糖類、酸味料など
「平飼い」
「平飼い」とは、決められたエリアを自由に動き回れる状態で放し飼いにすることです。
その平飼いで育てられた鶏のたまごが「平飼いたまご」ということです。
ビオラルの「平飼いたまごのマヨネーズ」は、平飼い鶏舎で飼育された鶏たちが自然に交配できる環境で生んだ卵を使用しています。(雄鶏5%以上の環境で飼育しています。)
天産物を使用しているため、一部に有精卵でない鶏卵が含まれている可能性があります。
《参考》【ライフBIO-RAL】やさしい平飼いたまご:エサや飼育のこだわり
一般的な家畜たちは、とてもひどい扱いを受けて育てられています。一歩も動けないようなゲージに入れられて、運動不足でまともに歩けない鶏もいるそうです。
骨粗しょう症の鶏の鶏肉を食べることで、ゆくゆくはわたしたち人間の骨の劣化にもつながります。
それは、炎症を起こす鶏の餌も間接的に摂取していることになるからです。詳しくは以下の記事でご覧ください。
《参考》鶏の骨粗しょう症が人間に
他にも、1日に2回ほど明るい時間と暗い時間を作り、朝と夜を早送りに勘違いさせて、たまごを1日2回生ませる飼育方法もあるそうです。
かなり痛々しく耳をふさぎたくなるような話もあるのですが、詳しくは以下の記事でご覧ください。家畜たちを動物として健全に扱う仕組みが紹介されています。
《参考》【アニマルウェルフェア】AW認証:世界・山梨県の取り組みと現状飼育
中身の様子
写真の通り、2つの出し方ができます。オレンジのキャップをつけたままだと、左側のように細く出てきます。
たくさん出したいときは、キャップをはずすと右のように一気に出てきます。
お好み焼きの上にかけたりする場合は左の細い出し方、たくさんマヨネーズを使ってポテトサラダに混ぜたりする場合は、右のように一気に出す方法と使わけられます。
「商品情報」
原材料名 | 米油(国内製造)、卵黄、りんご酢、水あめ、食塩、香辛料、(一部に卵・りんごを含む) |
内容量 | 300g |
保存方法 | 直射日光を避け、常温で保存してください。 |
製造者 | 丸和油脂株式会社 東京都品川区西五反田3-9-23 |
製造所 | 埼玉県春日部市南栄町1-2 |
使用後は、キャップをしめて、冷蔵庫(2~10℃)に保存し、1か月を目安にお使いください。
0℃以下になりますと、分離することがありますので、ご注意ください。特に冷蔵庫の冷たい所では分離につながることがあります。
わたしは冷蔵庫で保管していますが、今のところ分離したことはありません。通常の冷蔵室であれば、0℃以下になることはないようです。
原材料名を見ると、シンプルな食材で構成されているのが分かります。
参考情報(キューピー)
加工食品は、加工度が上がるほど使用される添加物も多くなる傾向があります。
キューピーのマヨネーズを例にとって解説していきます。
《キューピーマヨネーズ》
原材料名 | 食用植物油脂(国内製造)、卵黄、醸造酢、食塩、香辛料/調味料(アミノ酸)、香辛料抽出物、(一部に卵・大豆・りんごを含む) |
原材料名を見たときに/(スラッシュ)以降に書かれている成分は食品添加物です。
スラッシュより前の材料が安全で、後に書かれた材料が危険ということではないのですが、スラッシュ以降の原材料が多いほど使用された添加物が多いと言えます。
《キューピーライト 80%カロリーカット》
原材料名 | 醸造酢(国内製造)、卵黄、食用植物油脂、卵白、食塩、デキストリン、砂糖、たん白加水分解物、香辛料、香味食用油/増粘剤(キサンタンガム、加工でん粉)、調味料(アミノ酸)、甘味料(ステビア)、香辛料抽出物、(一部に卵・大豆・りんごを含む) |
ご覧いただくと分かりますように、通常の「マヨネーズ」より「カロリーカットのマヨネーズ」の方が添加物が多く使われています。
カロリーをカットした分、味が損なわれたり、形状を維持するのが難しくなり、それを添加物で補います。
他の調味料でも同じことが言えます。たとえば、ドレッシングやソース、ケチャップなどです。
できるだけ添加物を摂取したくない方は、シンプルな商品、原材料のスラッシュ以降が少ない商品を選ぶようにしましょう。
《参考》【本の要約②】食品の裏側2 実態編:「添加物なし」に作れない食品
「栄養成分表示」
《栄養成分表示 大さじ1杯15g当たり》
- エネルギー:103kcal
- たんぱく質:0.2g
- 脂質:11.3g
- 炭水化物:0.3g
- 食塩相当量:0.2g
※推定値
こだわり「マヨネーズ」
ビオラルの「平飼いたまごのマヨネーズ」が、ご近所で手に入らない方も安心してください。
ネットでもこだわりのマヨネーズを色々と販売しています。おすすめ商品を3つ紹介していきます。
- トレーダージョーズ オーガニック マヨネーズ
- EUオーガニック認証取得 平飼い卵のマヨネーズ
- オーガニック ビーガン豆乳マヨ
では、各商品について詳しく紹介していきます。
① トレーダージョーズ オーガニック マヨネーズ
原材料 | 大豆オイル、水、オーガニック卵黄、白酢、塩、水、ホワイトマスタード、オーガニックレモンジュース濃縮 |
原材料のほとんどがオーガニックの成分で作られています。
アメリカで大人気のスーパーマーケット、トレーダージョーズのオーガニックマヨネーズです。
トレーダージョーズは、ユニークなオリジナル商品やオーガニック食品などをを取り扱ったアメリカで大人気のスーパーマーケットです。
② EUオーガニック認証取得 平飼い卵のマヨネーズ
原材料 | 食用ひまわり油(有機食用ひまわり油)、卵黄(有機卵黄)、ディジョンマスタード〔有機ディジョンマスタード(からし種、醸造酢、塩)〕、リンゴ酢(有機リンゴ酢)、塩、レモン(有機レモン) |
フランス国内で放し飼いされ、オーガニックの餌のみを食べて育てられた鶏が産んだ卵(フランス国内基準:コード0の有機卵)とオーガニック原材料で作られています。
Delouis(ドゥルイ)社は、1885年にビネガーの生産を始めて以来、厳選した最良のオーガニック原材料を使用し、また伝統的な製造法を維持し続けています。
常に最高品質のものを提供しており、世界中の多くのトップシェフや美食家に選ばれています。
③ オーガニック ビーガン豆乳マヨ
原材料 | 有機食用ひまわり油、有機豆乳、有機きび糖、有機りんご酢、食塩、有機レモン果汁、有機食用オリーブ油、有機マスタードパウダー/増粘剤(グアーガム、キサンタンガム)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物) |
有機豆乳から作られたオーガニックソイマヨネーズです。動物性由来の原料を不使用です。
卵アレルギーの方や、ヴィーガンの方も安心してお召し上がりいただけます。
増粘剤は自然由来で非遺伝子組み換えのものを使っています。
《参考》オーガニック ビーガン豆乳マヨ
《参考》【ヴィーガンとは不健康?】環境問題・飢餓・動物保護など社会問題
【まとめ】平飼いたまごのマヨネーズ
マヨネーズの基本的な材料は、卵、油、お酢、塩です。他にもレモン汁やコショウなどを入れることもあります。
そんな少ない材料で作られる調味料ですが、オーガニック材料で揃えて自分で作るのは大変です。
その労力を考えると市販されているものを購入できるのはとてもありがたいなと思います。
せっかく自炊をしても、添加物だらけの調味料で作っていれば、コンビニのお弁当やスーパーのお惣菜と同等レベルの添加物を摂取することになってしまいます。
《参考》【本の要約①】食品の裏側2 実態編:ハンバーグ弁当に使われる食品添加物
その他にもビオラルブランドの他の商品も紹介していますので、良ければご覧ください。