【玄米の選び方】玄米の毒・発芽玄米にする方法・炊き方・栄養と効果

皆さんは、お米といえば「白米」派ですか?「玄米」や「発芽玄米」を召し上がりますか?

  • 玄米と発芽玄米は違うもの?
  • 発芽玄米の作り方と炊き方は?
  • おすすめの玄米を知りたい。

わたしはオーガニック食品やオーガニックコスメが好きな栄養士です。玄米を発芽玄米にする方法、炊き方、おすすめの玄米などについてご紹介していきます。皆さんの食べている玄米に「毒性」が含まれている可能性がありますので、ぜひ本記事でチェックしてみてください。

「発芽玄米」とは

発芽玄米とは、玄米をわずかに発芽させたものです。発芽の際に眠っていた酵素が活性化し、出芽のために必要な栄養を玄米の内部に増やしていくため、一部の栄養価が玄米よりも高くなります。さらに硬い糠もやわらかくなるため、食べやすい状態になり手軽に炊飯できます。

栄養価が高い順に並べると次のようになります。

発芽玄米 ≧【玄米】 > 五分づき玄米 > 胚芽米 > 白米

玄米を基準として、発芽させると栄養価アップ、それ以外は胚芽・胚乳・など玄米の外側の部分を落としていったものになるので、その部分に含まれる栄養分を失っているということです。

発芽玄米よりも、玄米のままの方が高い栄養素もあるのですが、吸収しやすい状態になることも考慮すると、発芽玄米が1番栄養価が高いと言えるでしょう。

《参考サイト》マイナビ:玄米

【発芽玄米】のメリット3つ

玄米は、栄養価が高い食品として知られていますが、その玄米を発芽させた「発芽玄米」の特徴をご紹介していきます。

① 栄養価が高く・吸収しやすくなる

発芽玄米の栄養価の高さは、白米や、その他の主食となる、そば、うどん、パスタなどに比べて群を抜いています。なかでも、ストレス軽減作用で知られるギャバは白米の約10倍も含まれています。

もとは同じ玄米でも、発芽させたものか、発芽させない玄米かで、栄養価が変わるなんて不思議ですね。お米が生きているんだなと感じます。

なお、玄米にもミネラルは含まれていますが、身体には吸収されにくい形であることがわかっています。発芽玄米はミネラルが吸収されやすい形になり、カルシウムやマグネシウムなどが有効利用できるのが特徴です。

② 旨みがアップ

発芽玄米は甘み・旨みが豊富です。これは、発芽により酵素が活性化されることで、糖質が分解されて甘みが増すとともに、たんぱく質が分解されて旨み成分であるアミノ酸が増えるためです。

なので、もとは同じ玄米でも、発芽前の玄米と発芽後の玄米では、少し味が違います。かなり微妙な変化ではありますが、皆さんはどちらがお好みか、ぜひ食べ比べてくださいね。

③ 食べやすさがアップ

玄米の糠(ぬか)がやわらかくなることで、玄米特有の「炊飯が面倒」「硬い」というデメリットが少し解消され、発芽前の玄米よりも食べやすくなります。

外皮が柔らかくなるのも特徴のひとつで、玄米特有の固さやボソボソした食感が気にならなくなるといわれています。過去に玄米を食べて苦手だなと思った方も、発芽玄米で再チャレンジしてみると新たな発見があるかもしれません。

【発芽玄米】栄養価

畑で作るお米を「陸稲(りくとう)」と言います。別名「おかぼ」とも呼ばれます。今回は、現在日本でメジャーである「水稲(すいとう)」栽培での栄養計算をしました。
白米お茶碗1杯は、軽く盛って130gくらい、大盛で250gほどです。平均的な量としては150gと言われており、今回は150gあたりの栄養価を紹介します。
ちなみにレンジで温めるタイプのごはんパックは、200gで販売されているものが多いです。その半分より多いくらいが、平均的なお茶碗1杯分の量ということです。
白米・玄米・発芽玄米で比べたときに各成分が1番多く含まれているものにアンダーラインを引いておきます。
【150gあたり】 白米 玄米 発芽玄米
エネルギー(kcal) 252 248 251
水分(g) 90 90 90
たんぱく質(g) 3.8 4.2 4.5
脂質(g) 0.5 1.5 2.1
炭水化物(g) 55.7 53.4 52.5
糖質(g) 53.4 51.3 49.8
ナトリウム(mg) 2 2 2
カリウム(mg) 44 143 102
カルシウム(mg) 5 11 9
マグネシウム(mg) 11 74 80
リン(mg) 51 195 195
鉄(mg) 0.2 0.9 0.6
亜鉛(mg) 0.9 1.2 1.4
銅(mg) 0.15 0.18 0.17
ビタミンE(mg) 0.0 0.8 0.5
ビタミンB1(mg) 0.03 0.24 0.20
ビタミンB2(mg) 0.02 0.03 0.02
ナイアシン(mg) 0.3 4.4 3.0
ビタミンB6(mg) 0.03 0.32 0.20
葉酸(μg) 5 15 9
パントテン酸(mg) 0.38 0.98 0.54
飽和脂肪酸(g) 0.15 0.35 0.39
n-3系多価不飽和脂肪酸(g) 0.00 0.02 0.02
n-6系多価不飽和脂肪酸(g) 0.12 0.48 0.62
食物繊維(g) 2.3 2.1 2.7

栄養計算は、こちらのサイトを使用しました。⇒グリコ栄養成分ナビゲーター

上記サイト上では、次のような項目名で調べました。

  • 白米は「めし・精白米・うるち米(水稲)」
  • 玄米は「めし・玄米(水稲)」
  • 発芽玄米は「めし・発芽玄米(水稲)」

こうして一覧表を見てみると、白米よりも、玄米と発芽玄米の方が栄養価が高いことは一目瞭然です。しかし、玄米と発芽玄米については、大きく栄養価は変わらない印象です。

「発芽玄米は栄養価が高い」と言われるほど、玄米と変わらないというのが率直な感想です。恐らく発芽でエネルギーを使って、栄養価が下がっている項目もいくつかあります。

なので、栄養価を基準に玄米か発芽玄米を選ぶというより、味のお好みで選択しても良いと思います。後ほどご紹介しますが、発芽させるには数日かかるので、お手軽に「玄米」でも充分に思います。ただ、先ほども解説した通り、発芽玄米の方が食べやすく・吸収しやすい状態になっているので、どちらか悩んでいるのであれば、発芽玄米の方が入りやすいです。

発芽玄米の特徴

発芽玄米は玄米よりも食物繊維量が多いので、血糖値の上がりやすさを示すGI値も白米・玄米より低く、血糖値が気になる方におすすめです。また、血糖値が上がりにくいということは、脂肪をためやすくするインスリンというホルモンが分泌されにくく、ダイエットのお供にピッタリです。
栄養成分から考えた発芽玄米に期待できる効果を紹介します。
γ-アミノ酪酸(ギャバ) 血中コレステロール低下作用、抗肥満効果、血圧上昇抑制効果、アレルギーの予防、アトピー性皮膚炎改善効果、精神安定作用、ストレス軽減。
ガンマ-オリザノール 皮膚の老化防止、皮膚の血液循環促進、自律神経失調症の緩和、更年期障害やそれに伴う不定愁訴の緩和。
IP6(フィチン酸) 抗酸化作用、抗ガン作用。
食物繊維 腸内環境の調整、消化に関わる器官の運動の活発化、糖や脂質の消化吸収の抑制、便秘の予防、高コレステロール血症の予防。
ビタミンB群 糖質の代謝促進、中枢神経・末梢神経の働きの正常化、脚気の予防、記憶力低下の抑制。

γ-アミノ酪酸(Gamma Amino Butyric Acid)を略して、GABA (ギャバ)と呼ばれています。

【発芽玄米】にする方法

まず、発芽前の玄米と、発芽させた玄米の写真をご覧ください。胚芽の部分が伸びているのが分かりますよね。

《発芽前の玄米》発芽前の玄米
《発芽後の玄米》発芽玄米
「生きてる玄米」を浸水させることで、玄米が発芽し「発芽玄米」になります。夏場であれば3日以上、冬場であれば4日以上、水に浸けておくことで玄米が発芽してきます。水も傷んでくるので12時間ごとに取り替えてあげましょう。浸ける水の量は、玄米が全て水に浸かっていれば特に分量の規定はありません。
  • 夏:36時間(3日)~5日
  • 冬:48時間(4日)~6日
なお、芽が伸びすぎると成長のために栄養を消費してしまうため、胚芽から0.5mm程度、わずかに芽が出た状態が最適といわれています。なので、適正浸水時間+2日程度を発芽させるためのベストタイムとして設定しました。
また、冷蔵庫には入れず常温環境で浸水させてあげましょう。できれば暖房やクーラーなどの影響を受けない場所がいいでしょう。
発芽中の玄米
玄米を浸水させている間は、泡が出てきます。そして、少し水分も粘り気がでてきます。これは生きている玄米が呼吸している証なので問題ありません。
機械乾燥によって熱を加えられた玄米は「死んだ玄米」なので発芽しません。「生きた玄米」と「死んだ玄米」の見分け方や、どのような玄米を購入すれば良いかのポイントは、記事の後半で紹介していきます。

【発芽玄米】炊き方

基本的には、普通の白米と同じ炊き方です。ふっくらとして、やわらかく消化に優しい状態で炊き上げるには、約30分ほど浸水してから炊くのがおすすめです。なお、発芽玄米を炊くときは、解毒の為に浸水しているはずなので、美味しく炊くための浸水は事実上、不要ともいえます。

玄米の解毒については、もう少し後半で詳細をご説明します。

また、炊飯器で炊く方は「玄米炊きコース」があれば、その方法で炊き上げると良いでしょう。



「玄米」とは

発芽玄米のもとになる「玄米」の基礎情報もご紹介していきます。玄米は、栄養価の高い食材ですが、消化には悪い(腹持ちが良い)という特徴があります。また、適当に玄米を購入すると、アブシジン酸(ミトコンドリア毒)の影響を受けてしまうので注意してください。

【玄米】の特徴

玄米の知っておくべき特徴を紹介します。

  1. ビタミンやミネラルが豊富:玄米は、米ぬか(胚芽)がついており、ビタミンやミネラルが豊富。
  2. 食物繊維が豊富:食物繊維が豊富で、余分な脂肪分や塩分の排出を促したり、腸内内菌のエサになり腸内環境を整える。
  3. GI値が低い:血糖値を急激に上げないので、糖尿病や生活習慣病の対策になる。

「GI値」とはグリセミック指数のことで、ものを食べたときに血糖値の上り方を示す数値のことです。

砂糖・白米・小麦粉など主に白いものはGI値が高く血糖値を急に上げてします。そうすると膵臓からインシュリンを出して血糖値をガクッと下げます。急激に下がった血糖値の調整のためアドレナリンを出します。このアドレナリンがイライラの原因になることがあります。
高GI値のものを食べすぎてしまうと、最終的にインシュリンが出なくなってしまいます。それが起きると「糖尿病」ということになって、インシュリン注射を打ったりすることになります。なお、膵臓を酷使しすぎないことは、生活習慣病の予防になるといえます。
玄米などGI値が低い食品は、ゆっくり消化されるので血糖値もゆっくり上がるので、インシュリンを過剰に分泌する必要がありません。
GI値は、白米が「81」、玄米が「55」です。GI値が60以下の食品は「低GI」とされていて、身体に優しいと言われています。一時期、「低インシュリンダイエット」も話題になりましたが、その時にチェックしていた数値がGI値です。

【玄米】食べ方

玄米は消化しにくい食べ物なので、よく噛んで食べてください。簡単なことですが大事なポイントです。あまり嚙まずに飲み込んでしまうと、消化器官に負担がかかり、消化不良を起こしやすくなります。身体に余計なエネルギーを消費させることにもなります。
食べたものでわたしたちの身体はできています。それはより厳密に言うと、食べたものから吸収されたものということになります。
つまり、どんなに良い栄養素を含んだ食べ物を食べても、消化不良となり吸収されなければ意味がないのです。せかっくの栄養素を余すことなく吸収できるように30回は噛んで、消化を助けながら満腹中枢も刺激して食べすぎを防止しましょう。
胃腸の負担にならないため、そして栄養素を存分に吸収すために、よく噛むことを心がけましょう。

【玄米】炊き方

発芽玄米と同じく、玄米は消化しづらい食べ物なので、柔らかめに炊くことをおすすめします。たっぷりお水を吸水させて、お水を少し多めにして炊きましょう。
消化もしやすくなりますし、柔らかめに炊いた方が口当たりも良くおいしいです。なお、ふっくらとして少しかさも増しますし食べ応えも増して、おすすめです。

「玄米」の毒性を消す方法

玄米は、温度と水分の条件により発芽するようにできています。つまり「発芽玄米」にするには、ある程度の温度環境で浸水させることで、発芽抑制因子のアブシジン酸(ABA)をオフにしてあげる必要があります。
アブシジン酸(ABA)とは、タネ類や豆類に含まれる発芽抑制因子のことです。玄米にも発芽抑制因子が働いています。

アブシジン酸の毒性

玄米は「種(たね)」です。籾殻(もみがら)がなくとも、種としての機能を失っていません。

タネ類は、アブシジン酸がオンになりミトコンドリアの働きを抑制させます。アブシジン酸はミトコンドリア毒とも呼ばれています。
ミトコンドリアは主にエネルギーを生成しています。充分なエネルギーが生成されないと体温の低下、免疫力の低下、癌など病気になりやすかったり、生殖能力の低下、便秘の原因になることもあります。そのような生命活動の維持にエネルギーは必須です。
玄米をそのまま食べてしまうと、発芽抑制因子アブシジン酸がオンの状態となり「ミトコンドリア毒」の影響を受けてしまいます。
マクロビオティックに取り組んでいて玄米食をされている方で、身体の具合が悪そうな、顔色も悪そうな方を見かけます。そのような方は、玄米の発芽抑制因子をオフにしないまま玄米を食べている可能性があります。
オーガニック・無農薬の玄米でないと身体に悪いということまでは、ご存知の方が多いのですが、ミトコンドリア毒については知識がない方も多いのでぜひこの知識は皆さんに知っていただきたいです。
しっかりした知識がないと、玄米は毒にもなるので気を付けてください。

毒性を不活性化する方法

発芽抑制因子であるアブシジン酸の働きをオフにしなければなりません。つまり、発芽状態をオンにするということです。

不活性化の方法 ①ロースト

10分間、玄米をローストします。フライパンに玄米のみをいれて炒めます。この方法でアブシジン酸の働きをオフにし、ミトコンドリア毒の影響は受けずに済みますが、おすすめの方法とは言えません。
理由は、玄米がさらにパサパサになってしまうからです。玄米を炒めてから炊く方法は、おいしい調理方法とは言えません。
そこで、次のように毒性を不活性化することをおすすめします。

不活性化の方法 ②浸水

その方法はとても簡単で、水に浸けることで発芽状態になります。タネなので水に浸かることで「発芽していい環境だ」と察知します。
  • 夏:12時間以上の浸水させる
  • 冬:24時間以上の浸水させる
浸水させる際は目安の時間以上であればぴったり計測しなくて問題ありません。わたしは、発芽を兼ねて3~4日くらいつけておくことがありますが、特に問題ありませんでした。ただ、約12時間ごとに水は取り替えてあげるようにしてください。
さらに、浸水することで玄米も柔らかく消化しやすい状態になります。

【注意】解毒・発芽しない玄米

稔った玄米は、刈った後に水分を抜くために乾燥させます。その玄米の乾燥方法がポイントになります。
  • 「自然乾燥」天日干しで乾燥させる。
  • 「機械乾燥」熱を与えて乾燥させる。
白米で食べる場合は、米ぬかの部分は取ってしまうので機械乾燥でもそんなに問題がありませんが、玄米の場合は違います。
玄米を機械の熱で乾燥してしまうと、「死んだ玄米」になってしまいます。つまり、玄米のタネとしての機能が死んでしまい「発芽しない玄米」となり、発芽抑制因子をオフにすることができません。
発芽抑制因子をオフにできないといいことは、ミトコンドリア毒の影響を消すことができない毒性を持った玄米ということになります。

【死んだ玄米】の見分け方

もし、ご自宅にある玄米が、「生きた玄米」が「死んだ玄米」か定かでない場合は、お水に玄米を浸けてみてください。2~3日の間、12時間ごとに水を取り替えて置いてみましょう。
そこで発芽してくれば、「生きた玄米」です。何も起きなければ、恐らく機械乾燥で熱を加えられた死んだ玄米です。
身体に良いからという理由で、死んだ玄米を食べるよりは、白米に五穀米を入れたりして食べる方が身体にも良いです。どのような状態の玄米かチェックしてみてください。

【発芽玄米】として販売される商品

スーパーや、お米屋さんで「発芽玄米」というものが販売されていますが、おすすめできません。
自分で発芽させるのが手間だからと言って、「発芽玄米」「発芽米」と販売されている商品を買うくらいなら、白米+五穀米などにした方が健康的です。その理由は、発芽させた玄米を機械で熱乾燥させるので、発芽抑制因子がオンになってしまいます。つまり、ミトコンドリア毒の影響を受ける状態です。先ほどもお伝えした通りです。
では、再度また浸水して解毒させれば良いのかというと、それは難しいです。なぜなら、機械の熱乾燥をされているので、その時点でもうその「発芽玄米」は「死んだ発芽玄米」になってしまうからです。
仮に、発芽玄米をまた天日干しで乾燥させたとしましょう。ただ、そんな手間のかかることをする生産者がいるかというと現実的ではありません。
もしそうしたとしても、1回発芽してまたお休み状態に入って玄米が、また発芽状態になるには、初回よりももっと時間・エネルギーを使用するので、きちんと発芽抑制因子がオンにならない場合もあります。
「発芽玄米」を購入しても結局、自分で発芽抑制因子をオンするのであれば、「天日干しのオーガニック玄米」を購入して、最初から自分でやれば良いということになりますよね。
なので「発芽玄米」の購入は、全く意味がありません。


「玄米」購入のポイント

ここまでの解説の中で、いくつかポイントを紹介してきましたが改めて重要なポイントを2つ紹介します。

① オーガニック玄米

生産者さんが分かるようなオーガニック(有機栽培)や、無農薬として販売されている玄米を選ぶようにしましょう。JAS認定などのマークを参考にするのも分かりやすいです。
玄米は、白米の外側のぬかが残っているお米です。なので、農薬もそのままダイレクトに食べてしまうのです。身体に良いからと適当に購入した玄米を食べると農薬も食べていることになります。これは毒になります。
ただ、基本的に日本で流通している食品は「毎日摂取しても安全な量の農薬」の基準をクリアしたものです。害は小さいかもしれませんが、悪いものは取らないに越したことはないので、わたしは推奨しません。日々の予防が、未来の自分を作っていくと考えています。また、また将来の自分の子どもの健康にも関わります。

② 天日干し玄米

「生きた玄米」でないと、発芽抑制因子(アブシジン酸)をオフにして、ミトコンドリア毒の影響をなくすことができません。
なので、自然乾燥(天日干し)の玄米を選びましょう。機械乾燥(加熱)された玄米は「死んだ玄米」となり、ミトコンドリア毒の影響を受けることになってしまいます。
ちなみにわたしが購入している玄米も、オーガニックかつ天日干し乾燥の玄米です。
わたしが調べた本日時点では、楽天市場の方が安かったです。詳細は、各サイトでご確認ください。なお、こちらの商品に関する記事もあるので、良ければ参考にご覧ください。

【玄米・発芽玄米】に期待できる効果5つ

発芽玄米の特徴をもとに、期待できる効果をご紹介していきます。

① 肥満予防

食物繊維による血糖値の上がりにくさは、中性脂肪の増加抑制にもつながっています。高脂血症の患者さんを対象にした実験では、発芽玄米食によりウエストサイズの減少がみられたそうです。
白米から玄米に置き換えることで、自然とよく噛むようになり、GI値も低いので血糖値の急上昇を抑制し、ダイエット効果が期待できます。

② 高血圧対策・血糖値コントロール

発芽玄米は、高血圧の方の血圧を正常に近づける効果が期待できます。また、血中のコレステロールを低下させる作用もあり、生活習慣病などの予防にもなります。
発芽玄米には食物繊維が豊富に含まれ、血糖値を上げにくい特性があります。糖尿病の患者さんを対象にした実験では、発芽玄米食が空腹時の血糖値を下げる効果が認められています。

③ 便秘予防

発芽玄米には、玄米より多くの食物繊維が含まれ、便の量を増やし、便秘を改善する効果が期待できます。便通が良くなることで腸内環境の改善も見込めます。
発芽玄米と合わせて、味噌汁ぬか漬けなどの発酵食品や酵素ドリンクを飲むことで、腸内環境を整えるとさらに効果アップが期待できます。
また、味噌は出汁入りなど食品添加物が含まれたものは避けましょう。ぬか漬けも市販のものは食品添加物が含まれているものが多いので、可能であればご自宅で漬けましょう。冷蔵庫で簡単に漬けられるぬか漬けもあるのでおすすめです。ちなみに、わたしも購入しているぬか漬けはこちらです。
また、酵素ドリンクは「酵素風ジュース」でなくホンモノの酵素ドリンクを選ぶ必要があります。よろしければ参考記事もご覧ください。

④ アトピー性皮膚炎の食事療法

難治性アトピー性皮膚炎の食事療法に、発芽玄米を導入したところアトピーの症状を示す血液パラメーターや、皮膚の赤みが改善された例が報告されています。
アトピー性皮膚や花粉症などアレルギー関連の症状は、原因を1つに特定することが難しいです。遺伝的な素質に加え、食べるものなどを含めた生活習慣も大きく影響しています。通常の玄米に比べて食べやすいと感じる方が多く、実行・継続しやすいのも見逃せないポイントといえるでしょう。
本来、人間が持っている自然治癒力をアップさせるには、やはりファスティングがおすすめです。身体にいいものを食べるプラスの健康も大事ですが、まずは身体に蓄積された悪いものを出すマイナスの健康法からスタートするのがおすすめです。

⑤ リラックス効果

発芽玄米には、γ-アミノ酪酸(Gamma Amino Butyric Acid)を略して、GABA (ギャバ)と呼ばれる成分が豊富に含まれます。
ギャバは、自律神経を整え心身をリラックスさせる効果があります。実際に、発芽玄米の摂取により脳内のセロトニン量が増加し、ストレスへの抵抗性が高まることがわかっています。

【まとめ】玄米の選び方、解毒・発芽方法

玄米と発芽玄米の良さや特徴をご紹介してきましたが、最後に絶対に知っておいて欲しい重要ポイントをまとめておきます。

「玄米」購入のポイント

オーガニック栽培された「生きた玄米」を購入しましょう。
  1. オーガニック(無農薬)玄米:農薬をダイレクトに食べることになるため。
  2. 天日干し(自然乾燥):発芽抑制因子をオフにするため生きた玄米を選ぶ。

わたしが購入している玄米については、こちらの記事でご覧いただけます。

《参考》【生きた玄米】選び方・毒性の不活性化・保存方法・おすすめ玄米を紹介

ミトコンドリア毒の対策

発芽抑制因子(アブシジン酸)をオフにして、ミトコンドリア毒の影響をなくす必要があります。
  • 夏:12時間以上の浸水させる
  • 冬:24時間以上の浸水させる
※12時間ごとに水を取り替える

発芽玄米にする方法

「生きた玄米」を浸水させましょう。死んだ玄米は発芽しません。
  • 夏:36時間(3日)~5日
  • 冬:48時間(4日)~6日
※12時間ごとに水を取り替える
なお、浸水させすぎると成長にエネルギーを使って栄養価が下がるので浸水させすぎも禁物です。

「発芽玄米」という商品

「発芽玄米」として販売されてる商品は、発芽した後に機械乾燥により過熱され、発芽抑制因子(アブシジン酸)がオンになっていて毒性を持っているので、わたしは購入しない方が賢明と考えています。
もし、「発芽玄米を天日干しで乾燥処理している」発芽玄米が飯米されているなら、それは無毒化されている発芽玄米と言えます。そんなに手間のかかる商品が売られているのであれば、それなりのお値段になるでしょうから、見極めてください。お米屋さんやメーカーに乾燥処理を問い合わせてみても良いでしょう。
ご自身で生きた玄米を購入して浸水させ、発芽抑制因子(アブシジン酸)をオフにして毒性を不活性化し、お好みでさらに「発芽玄米」へと進化させてください。

玄米と発芽玄米の炊き方

十分に浸水させてから炊くことが重要です。解毒のため浸水させるのでクリアしていると思います。なお炊飯器で炊くときは、じっくり炊いてくれる「玄米モード」がおすすめです。
また玄米を洗う際は、ごしごし研がなくても大丈夫ですが、少し強めに研ぐことで玄米に傷がついて吸水しやすくなり、よりふっくら炊ける可能性が高まります。

【まとめ】玄米・発芽玄米

健康に良いと思って玄米を食べていたのに、アブシジン酸の毒性(ミトコンドリア毒)を不活性化する方法を知らなかった方は、これを機にぜひ実践してください。
また、あまり知られていない「発芽玄米」の真実に驚いた方も多いのではないでしょうか。ご自身で良いものを見極めてください。ちなみにわたしが購入している玄米は、150年の歴史がある農園さんのオーガニック&天日干し玄米です。
なお、玄米食といえばマクロビの方が多く取り入れています。もしマクロビオティックをされている方で顔色が悪い方・健康的に見えない方を見かけたら、アブシジン酸の毒性について知らずに玄米を食べている可能性があるので、ぜひ教えてあげてください。
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