【ライフBIO-RAL】自然な色の無塩せきベーコンブロック

あなたは、「ベーコン」をよく食べますか?

  • オーガニックな商品が好き
  • ビオラルの「無塩せきベーコンブロック」とは?
  • 「無塩せき」とは何のこと?

わたしは、オーガニック食品が好きな栄養士です。食事アドバイスやファスティング(断食)指導も行っています。

今日食べたもので、未来の自分がつくられます。

しかし、スイーツやジャンクフードも好きで、ストレスをためない楽しい食生活も大切だと思っています。

そんなプラスの健康とマイナスの健康のバランスを考えているわたしが、スーパーマーケットのライフが展開するブランド「ビオラル」の無塩せきベーコンブロックをご紹介します。

「BIO-RAL」とは

ビオラル

BIO-RAL(ビオラル)とは、四葉のマークが目印のスーパーマーケットのライフコーポレーションが展開しているプライベートブランドです。

からだに優しい素材や製法、健康や自然志向にあわせた商品を展開しています。

スーパーのライフでビオラル製品の取り扱いがあり、ビオラルコーナーがある店舗もあります。また、ビオラルの店舗も出ていて首都圏や関西に数店舗展開しています。

ビオラルの商品シリーズは割とリーズナブルでご近所のスーパーでも手に入るお手軽さが魅力だなと思っています。

ビオラルは、自然の恵みをいかしたオーガニック食材を原料にした商品や、無添加、健康にこだわった体にやさしい商品を取り揃えています。

《参考》【BIO-RALとは】スーパーマーケット「ライフ」プライベートブランド

普段からお世話になっているビオラルシリーズですが、今回は「無塩せきベーコンブロック」をご紹介します。

「無塩せきベーコンブロック」

bioral_ビオラル_無塩せきベーコンブロック

無塩せきベーコンの特徴は、自然な色合いと素朴な風味です。

本商品は「発色剤、保存料は使用しておりませんので、開封後はお早めにお召し上がりください」と書かれています。

一般的なベーコンの鮮やかすぎる色合いが不自然に感じる方や、少しでも添加物を避けたいと考えるナチュラル志向の人に好まれています。

bioral_ビオラル_無塩せきベーコンブロック_パッケージ裏

パッケージ裏面は次のようになっています。

皆さんはお買い物の際、パッケージの裏側をチェックしていますか?賞味期限くらいしか見てない方もいるかもしれません。

商品の裏側、とくに原材料名などには、その商品がどのような商品なのかを知ることができる大事な情報が隠されています。

パッケージをあけてみると

bioral_ビオラル_無塩せきベーコンブロック_上

bioral_ビオラル_無塩せきベーコンブロック_横

bioral_ビオラル_無塩せきベーコンブロック_前

立派なベーコンのブロックです。脂の部分は、通常のベーコンの色合いと変わりませんが、身の部分が特に薄い色です。

初めて見る方は「鮮度が悪そう」なんて感じるかもしれません。わたしは、このやさしい色合いに慣れているので、一般的なベーコンが不自然な色合いに感じるようになりました。

bioral_ビオラル_無塩せきベーコンブロック_カット

商品80gをすべてカットするとこのくらいの量になります。分厚くカットしてみました。

スライスベーコンは最初から薄くなっているのでそれはそれで便利ですが、ブロックベーコンだからこそできる食べ応えのある調理ができます。

お好みにはよりますが、パスタなら2~3人前、サラダにのせるなら4~5人前くらいになりそうです。

「無塩せき」とは

「無塩せき」とは製造過程で亜硝酸塩などの発色剤を使わないことをいいます。「無添加」ということではありません。

「無塩せき」のベーコンは、発色剤や着色料を使わないため、一般的なものよりも少し色がうすい場合が多いです。自然な色ですね。

「塩せき」は、漢字で「塩漬」と書きます。本来、塩漬は「えんし」と読みますが、「えんせき」と誤読され、それが定着してしまったそうです。

なので、混乱を招かないように「塩せき」とひらがなで表示するようになったそうです。

「塩せき」とは

ハムやベーコンなどの製造工程は主に2つあります。

「乾塩法」 「湿塩法」
塩やスパイスなどを直接素材に塗りこむ。 塩などの調味料を溶かした液(塩せき液)に素材を浸す。

この塩せき液に漬け込むことを「塩せき(塩漬)する」と言います。

「無塩せき」とは、塩せき液に漬けないことではありません。塩せき液に漬けますが、塩せき液に発色剤を使わないことです。少しややこしいですね。

通常の塩せき液には、塩、糖類、たんぱく、香辛料などの調味料の他に、保存料や酸化防止剤、発色剤、化学調味料などが加えられることが多いです。

そうすることで、色鮮やかできれいな日持ちするハムやベーコンができあがります。

この中で、「発色剤を使わない」ことが「無塩せき」と表示する条件となっています。

わたしの買ったビオラルの無塩せきベーコンは、購入した時点で賞味期限が約2週間ほどでしたので、一般的なベーコンよりは賞味期限が短いでように思います。

パッケージに保存料不使用と書かれていたので、そういうことですね。

ちなみに、塩せきする方法は、肉を液に漬け込むのではなく、工場などで専用の機械を使って注射針のようなもので調味液を直接肉に注入する塩せき法もあるそうです。

「みんな大好き食品添加物 食品の裏側」という本では、安い特売のハムは20~30%は文字通り水増ししていると書かれていました。たしかに、あんなにきれいな色で同じ形の肉の塊がつくれるなんで不思議ですよね。

《参考》【本の要約】食品の裏側(食品添加物の神様、ミートボール事件の内容)

「商品情報」

名称 無塩せきベーコン(ブロック)
原材料名 豚ばら肉(輸入)、食塩、還元水あめ、水あめ/調味料(有機酸等)、リン酸塩(Na)、(一部に豚肉を含む)
内容量 80g
保存方法 10℃以下で保存してください。
販売者 日本ハム株式会社
製造者 東北日本ハム株式会社

原材料名に書かれている項目を3つほど紹介します。

  1. 「還元水あめ」とは
  2. 「有機酸」とは
  3. 「リン酸塩(Na)」とは

①「還元水あめ」とは

還元水飴は、水あめに水素を添加することで製造される糖アルコールの一種で糖質系甘味料です。色々な種類と違いがあり、使用目的に応じて作り分けられます。

化学合成により作られた人工甘味料といえます。できれば入っていない方がうれしい成分かなと思います。

《参考》【人工甘味料とは】種類一覧と危険性、メリット・デメリットのご紹介

しかし一般的なベーコンに比べると、ビオラルのベーコンは、原材料の項目も数が少なく、添加物は少ない商品だと思います。

②「有機酸」とは

「有機酸」は、酸性の有機化合物の総称として使われています。たとえば、梅干しなどに含まれる「クエン酸」、お酢の「酢酸」、「リンゴ酸」などがあります。

除菌・抗菌・消臭・防カビなどが期待されています。

酸味や旨味がある「コハク酸」は調味料として、ハム・ソーセージなどの食品に含まれていることも多くあります。

その総称として「有機酸など」と表示されているのです。食品添加物は、細かくすべての種類を羅列する必要がなく「一括表示」が許可されています。

他にも、添加したとしてもその添加物の働きが有効でない場合、添加物の表示は不要という「キャリーオーバー」というルールもあります。

《参考》【食品添加物の関連用語】一括表示、キャリーオーバー、加工助剤など

③「リン酸塩(Na)」とは

「リン酸塩」は、食品添加物のひとつです。結着力によって食品の形状を保ち、保水性を高めることで食感を向上させる効果を持ちます。

また、食品中のミネラルと結合してミネラルの吸収を阻害するとも言われています。

ビオラルの商品に、食品添加物が使われいるのは少し残念ですが、近所のスーパーで簡単に手に入って、過剰な添加物を使用していないのは大変ありがたいです。

食品添加物をまったく摂取せずに生きるのはとても難しい現代です。上手に活用していければと思っています。

「栄養成分表示」

bioral_ビオラル_無塩せきベーコンブロック_栄養成分表

《栄養成分表示1パック(80g)当たり》

  • エネルギー:268kcal
  • たんぱく質:12.2g
  • 脂質:23.7g
  • 炭水化物:1.4g
  • 食塩相当量:1.4g

※サンプル品分析による推定値

「アレルギー」

bioral_ビオラル_無塩せきベーコンブロック_商品情報_アレルギー

以下の7品目をしようしない専用工場で製造しています。

卵・乳・小麦・そば・落花生・えび・かに

これらのアレルギーのある方は安心ですね。加工食品は、想定外の商品にアレルギー品目が含まれていることも多いので注意が必要です。

おすすめの料理

bioral_ビオラル_無塩せきベーコンブロック_焼いただけ

写真は、ベーコンをただ焼いただけのものです。これだけでも香ばしくて充分おいしいです。

そのまま食べるのでは、もう少しカリっと焼いた方がいいですね。あまり塩味が強くなく、料理にも使いやすいです。

ベーコンは様々な料理に使える便利食材です。生の食材に比べて賞味期限も長く保存食としても活用できます。

野菜炒めに入れたり、シンプルにほうれん草と炒めたり、キノコ類と炒めたり、お手軽な炒め物にベーコンは使いやすいですね。

ベーコンはトマト類との相性がいいので、ナポリタンやミネストローネ、ラタトゥイユなどトマト系の料理にも合います。

他にも、クリーム系も合いますから、クリームスープ、クリームパスタ、クリームリゾットなどでも活躍します。

さらにオイル系パスタにも使えますし、パスタ類やピザなどのイタリアンとも相性も抜群です。

ポテトサラダに入れたり、グリーンサラダにカリカリにしたベーコンをのせてもおいしいです。豪華なサラダになります。

また、ベーコンはたまごとの相性もいいので、キッシュ、オムレツなどにも最適です。

ポトフや野菜スープなどのスープ類にも使ってもいいアクセントになります。

カルボナーラ

bioral_ビオラル_無塩せきベーコンブロック_カルボナーラ

今回はビオラルのベーコンを使ってカルボナーラを作ってみました。ちなみに、卵もビオラルの商品です。

最後にコショウをたっぷりかけて完成です。

パスタは、原材料「米」のみのグルテンフリーパスタを使用しました。もちもちしていて、おいしいです。

写真だと分かりにくいかもしれませんが、パスタの色が通常のパスタよりも白いです。原材料がお米のみだからですね。

お米で作ったパスタ_グルテンフリー

《参考》米粉100% グルテンフリー パスタ

その他の無添加ベーコン

ビオラルの無塩せきベーコン以外にもこだわりのナチュラル志向なベーコンが色々とありますので紹介していきます。

お近くにスーパーマーケットライフがない方の参考になれば幸いです。

  1. 「スモーキー無添加ベーコン」
  2. 「短鼻豚 長期熟成ベーコン」
  3. 「仙台勝山館 無添加ベーコン」

①「スモーキー無添加ベーコン」

添加物を一切使用せず、水も加えずに作ったナチュラルスモークベーコンです。無加水なので火を入れて縮まりません。

凝縮したばら肉のおいしさと、ブナのスモーキーな角の取れた丸みのあるおいしさとなっております。

保存料発色剤を使用しないための塩漬けによる熟成期間を長く設けます。 この熟成期間により豚肉本来の旨味(肉の中にあるタンパク質アミノ酸が)より引き出されます。

一切冷凍をしない解体したフレッシュな豚肉を使うので弾力と脂身の甘さが違います。

豚の産地もこだわりですが、それよりも使用する本来の豚自体の鮮度、クオリティーにこだわっています。

原材料 豚ばら肉、食塩、砂糖、香辛料

《参考》無添加無加水 燻製プレミアムベーコンブロック

②「短鼻豚 長期熟成ベーコン」

「短鼻豚」は、琉球のアグー豚という系統の黒豚とイギリスのバークシャー種が明治初期に掛け合わせされて生まれた鼻の短いあごのしゃくれた黒豚です。

お肉は弾力があり、脂肪は白くお餅のようであっさりとしています。

この「短鼻豚」を1か月熟成させ、お肉の旨みを最大限にひきだし、桜のチップでスモークしました。

3日間じっくりと燻製をしているので封を開けるだけでスモークの良い香りが漂います。

無加水なので焼いても縮みません。添加物も一切使用していません

原材料 豚ばら肉(黒豚 鹿児島県産)、食塩、砂糖(洗双糖)、香辛料

《参考》無添加 鹿児島黒豚 短鼻豚 熟成ベーコンブロック

③「仙台勝山館 無添加ベーコン」

豚肉は、岩手県産の契約養豚場のSPF豚を使用しています。

結着剤・発色剤・保存料などの食品添加物、更に化学調味料を一切不使用で仕上げた、仙台勝山館の究極のベーコンです。

時間と手間をかけて1つ1つ丁寧に手作りされるベーコンは生産量も限定されています。

原材料 豚バラ肉(国産)、食塩、砂糖、香辛料

《参考》完全無添加 仙台勝山館 ラパーチェ ベーコンブロック

【まとめ】無塩せきベーコンブロック

bioral_ビオラル_無塩せきベーコンブロック_カット

ナチュラル志向な無添加ベーコンを3つ紹介しました。それら3商品の原材料は、①豚ばら肉、②食塩、③砂糖、④香辛料の4つのみでした。

ベーコンを作るための最小原料はこの4つなのでしょう。

そう考えると、ビオラルのベーコンには、調味料(有機酸等)、リン酸塩(Na)などの添加物が入っているということは少し気になりますね。

ただし、一般的なベーコンの原材料名を見てください。とんでもない量の添加物が入っていることが分かります。

お値段や手に入りやすさなど様々な条件を考慮してお買い物の参考にしていただければと思います。

絶対に添加物は摂らないとこだわりすぎると疲れてしまうので、無理のない範囲で取り組んでいきましょう

他にもオーガニックや無添加、健康に気をつかった商品を一覧にしていますので、もし良ければ参考にご覧ください。

《オーガニック情報館》商品カテゴリ一覧

bioral_ビオラル_無塩せきベーコンブロックのパッケージ
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