あなたは「ファスティング」を食べないだけの不健康なダイエットだと思っていませんか?
- ファスティングでどのくらい痩せるの?
- 空腹感がないって本当?
- ファスティングってつらくない?
わたしはオーガニック食品やオーガニックコスメが好きな栄養士です。また、ファスティング歴7年以上になり、ファスティング指導の資格も持って活動しています。プラスの健康とマイナスの健康、どちらも大切です。
本記事では、準備期2日、断食期5日、回復期3日の計10日ファスティングについてレポートします。
【ファスティング】とは
ファスティング(Fasting)とは、Fast+ing(断食+中)という意味です。主に酵素ドリンクから最低限の栄養素やカロリーを摂取して行います。
断食は、基本的にはファスティングと同じ意味になりますが、宗教上の儀式・行為や、精神鍛錬などの修行として行うことを指す場合が多いです。
栄養素を一切とらない水だけファスティング(断食)は、やつれてしまったり、筋肉を減らしてしまったり、身体への負担も大きいです。酵素ドリンクを使った「酵素ファスティング」は、脳に最低限の栄養を与えるので、空腹感も感じにくく、筋肉を分解することも最小限に防げます。
ファスティングの目的
ファスティングはダイエットが目的であると誤解をされることが多いです。たしかに体重と体脂肪がみるみる落ちますが、本来の目的は主に2つです。
- 臓器を休息させて、本来もっている「自然治癒力」を高める。
- 「デトックス」体内に溜まった毒素や老廃物を排出する。
ここでいう「毒素や老廃物」とは、農薬、食品添加物、大気中に含まれる有害金属などのことを指します。これらの毒は脂溶性(脂肪に溶け込む性質)なので、脂肪を燃焼させることでスムーズに排毒されます。
自然治癒力を高めて治癒をしている例としては野生動物があげられます。野生の動物は、怪我をしたり病気になるとファスティング(断食)をします。
人間のように薬を塗ったり、飲んだりすることは出来ませんので、食事をせずに消化に使っていたエネルギーを代謝に使い、自身が持つ自然治癒力を最大限に引きだし治すのです。
ダイエット・デトックス効果
ファスティングをする日数によって、得られる効果が変わります。簡単にまとめると次のようになります。
1日目 | 肝臓に蓄えられているグリコーゲン(糖分)を消費してエネルギーにする。 |
2日目 | 肝臓に蓄えられているグリコーゲン(糖分)を使い切る。 |
3日目 | 脂肪燃焼してエネルギー源にする。アディポネクチンが分泌され、血管の大掃除タイムがはじまる。 |
4日目以降 | 脂肪燃焼と血管の大掃除が続く。 |
「肝臓」は人間の身体の右側にある大きな臓器です。アルコールを分解したり、農薬や添加物など不要なものが入ったときに処理したり、主に解毒を担当している臓器です。
肝臓にはグリコーゲンという糖分が蓄えられています。食事をとらないと、人間はまずグリコーゲンからエネルギーを確保します。2日くらいするとグリコーゲンがなくなり、脂肪燃焼がはじまります。
「アディポネクチン」というホルモンは血管を綺麗にしてくれるホルモンです。詳しくは、次の章でご紹介していきます。
《参考》【保存版】準備食~ファスティング~スッキリ大根~回復食のやり方
【口コミ】ファスティングの結果
では、続きまして今回のファスティング結果をご紹介していきます。準備期2日間+断食期5日間+回復期3日間のプランで行いました。
体重・体脂肪率の計測は、起床した直後に毎日行いました。なので、その日の成果が翌日の数値に表れるということです。よって、回復食3日目の結果は、終了日の朝として表現されています。
では、結果をご紹介いたします。
体重(前日比) | 体脂肪率(前日比) | 便通 | 睡眠 | 歩数 | 皮下脂肪率 | 骨格筋率 | 内脂肪率(レベル) | 基礎代謝 | 体年齢(前日比) | |
準備期1日目 | 基準値 | 基準値 | 〇 | 7.5時間 | 589歩 | 25.2% | 25.5% | 3.5レベル | 1,235kcal | 基準値 |
準備期2日目 | ±0.0kg | -0.7% | 〇 | 8時間 | 7,003歩 | 24.9% | 25.8% | 3.5レベル | 1,238kcal | ±0歳 |
断食期1日目 | -0.2kg | -0.5% | 〇 | 8.5時間 | 6,336歩 | 24.6% | 26.1% | 3.0レベル | 1,237kcal | -1歳 |
断食期2日目 | -1.0kg | +0.8% | 〇 | 8時間 | 7,759歩 | 24.7% | 25.7% | 3.0レベル | 1,218kcal | ±0歳 |
断食期3日目 | -0.8kg | +0.4% | 〇 | 8時間 | 6,683歩 | 24.9% | 25.4% | 3.0レベル | 1,203kcal | ±0歳 |
断食期4日目 | -0.5kg | +0.4% | 〇 | 7時間 | 10,744歩 | 24.8% | 25.4% | 3.0レベル | 1,195kcal | -1歳 |
断食期5日目 | -0.6kg | +0.2% | 〇 | 7時間 | 8,440歩 | 24.7% | 25.3% | 3.0レベル | 1,185kcal | ±0歳 |
スッキリ大根 | -0.3kg | +0.2% | 〇 | ー | ー | 24.7% | 25.2% | 2.5レベル | 1,178kcal | -1歳 |
回復期1日目 | +0.2kg | -1.8% | 〇 | 6.5時間 | 7,934歩 | 23.9% | 25.9% | 2.5レベル | 1,190kcal | ±0歳 |
スッキリ大根までの結果 | -3.2kg | -1.0% | ー | ー | ー | -1.3% | +0.4% | -1.0レベル | 45kcal | -3歳 |
ファスティング5日間が終わり、回復食1日目の朝「スッキリ大根」した通算結果が《体重-3.2kg、体脂肪率-1.0%》でした。
《参考》【スッキリ大根とは】レシピと食べ方、食べるタイミング、効果について
体重は、順調に下がっていきました。一方で体脂肪率は、ファスティング中にも関わらず少し増えているタイミングがありますが、体重が一気に下がったため割合として増えていますが「体脂肪の量」としては増えていません。
お通じと睡眠時間は、健康の目安として書いておきました。体感としては、ファスティング1日目と2日目は眠くて、3日以降からスッキリ目覚めていきました。
ファスティングの期間に、運動や筋トレはしていないのですが、運動量として歩いた歩数を記録しておきました。
また、皮下脂肪率は上下しながらも減っていったようです。骨格筋率は、少し上下しつつ安定していました。
内臓脂肪レベルは着実に下がりました。基礎代謝は、ゆるやかに落ちていますが、食事をとっていない割にかなり維持できていると感じます。体年齢は、通算で3歳下がりました。
ちなみに、おなかの1番でている下腹の部分が「-5.0cm」、一番くびれている部分も「-4.5cm」もへこみました。
つづきの回復食までの結果は次の通りです。
体重 | 体脂肪率 | 便通 | 睡眠 | 歩数 | 皮下脂肪率 | 骨格筋率 | 内脂肪率(レベル) | 基礎代謝 | 体年齢 | |
回復期1日目 | +0.2kg | -1.8% | 〇 | 6.5時間 | 7,934歩 | 23.9% | 25.9% | 2.5レベル | 1,190kcal | ±0歳 |
回復期2日目 | +0.2kg | +0.4% | 〇 | 7時間 | 7,105歩 | 24.1% | 25.7% | 2.5レベル | 1,191kcal | ±0歳 |
回復期3日目 | -0.1kg | -0.2% | 〇 | 7時間 | 8,427歩 | 24.0% | 25.8% | 2.5レベル | 1,190kcal | ±0歳 |
回復期 終了 | +0.1kg | -0.3% | 〇 | 6.5時間 | 8,759歩 | 23.9% | 29.0% | 2.5レベル | 1,193kcal | ±0歳 |
回復期までの最終結果 | -3.0kg | -1.1% | 〇 | 6.5時間 | 8,759歩 | -1.30% | +3.5% | -1.0レベル | -42.0kcal | -3歳 |
回復食も含めた最終結果、《体重-3.0kg、体脂肪率-1.1%》でした。たったの10日間で、体脂肪率-1.1%は驚異的です。ファスティング以外で可能と思えない数字です。
ファスティングであれば、最低限の栄養素を取って脳を満足させるので、脂肪をどんどん燃やせます。水だけ断食と違い、筋肉の分解も防げますし、短期間で結果が出る方法です。
ファスティングの驚くべき脂肪燃焼の効果と、根性がないわたしでも脳波がα波になリラックス効果が発生し、βエンドルフィンによる集中力アップで無事にファスティングをやり遂げることができました。ファスティングがつらくない理由は、こちらの記事でご覧ください。
《参考》【ファスティングとは】断食との違い・ダイエット&デトックス効果
最終結果で、《皮下脂肪率-1.3%、骨格筋率+3.5%》という点にもご注目ください。身体に対して皮下脂肪の割合は減っているのに、骨格筋の割合は増えているので、皮下脂肪が燃焼されたことが確認できます。
なお、《内臓脂肪レベル-1.0》という結果を見ると、皮下脂肪に加えて内臓脂肪も燃えたことが分かります。
それらを総合して、10日間で体年齢が-3歳も若返りました。実年齢は若返りませんが、身体は若返らせることができます。成長ホルモンで細胞が若返った結果が表れたのかもしれませんね。
脂肪量について
それぞれの体重によって、体脂肪率による脂肪量が変わるので、その解説をしていきます。
たとえば、わたしは今回の酵素ファスティングで、最終の体脂率は、-1.1%でした。その体脂肪率-1.1%がどのくらいの脂肪量になるのか、体重別に表しました。
《体脂肪率1.1%の脂肪量》 |
|||||
体重 | 40kg | 50kg | 60kg | 70kg | 80kg |
脂肪量 | 440g | 550g | 660g | 770g | 880g |
体脂肪率1.1%とは、体重40kgの人で脂肪440g、体重80㎏の人で脂肪880gにあたります。
体重は、便通の有無や、一時的な食べすぎ、むくみなど、ほんの少しの要因で上下しますが、体脂肪率は大幅に変化することは少ないです。
脂肪に溶け込んでいた毒素が一緒に排出されたと思うと、とても清々しい気持ちになります。
また、皆さんも計測される場合は、いつも同じ時間・同じタイミングに計るようにしてください。朝と夜では代謝が上下したり、お風呂の直後は代謝が上がりやすかったりと影響を受けます。そのような様々な影響を少しでもカットするために同じ状況で計りましょう。
脂肪は、1kgあたり7,200kcalです。つまり体重50㎏の人が、体脂肪率-1.1%を達成すると約550gの脂肪を排除したことになるので、3,960cal分の脂肪を燃やしたことになります。
体重80kgの人が、体脂肪率1.1%減らしたとすると、約880gの脂肪がなくなったことになり、6,336kcal分の脂肪を燃やしたことになります。同じ体脂肪率の減少でも、体重によって脂肪量が大きく変わることが分かりますね。
体脂肪率は、ファスティング中に電解質バランスが崩れて正しい結果にならないこともありますので、あくまで参考程度に受け取っていただければと思います。
通常食に戻して3日後くらいから、身体が同じ状態に戻り、体脂肪の結果も安定します。と言っても、そもそも体脂肪率は年齢や性別、電気抵抗値で予測値を出しているものなので、あまり正確な数値ではなく、常に参考程度と思っておくのが賢明です。
ちなみに1kgの脂肪を燃やすための運動は、このくらいの内容が必要になります。
- ウォーキング:約34.3時間
- ジョギング:約17.3時間
- 縄跳び:約12.2時間
では、準備期から断食期、そしてスッキリ大根と回復期までの10日間をレポートをしていきます。
【準備期】2日間
準備期の2日間は「マゴハヤサシイワ」を基本としたメニューで過ごします。マ、ゴ、ハ、ヤ、サ、シ、イ、ワの8種から、それぞれエントリーするような献立が理想です。
神経質に全部をとりれる必要はありませんが、栄養バランスをとる参考になります。
【マ】豆類 | 大豆、味噌、豆腐、高野豆腐、おから、油あげ、きな粉、小豆、黒豆、そら豆、インゲンマメ、ひよこ豆、レンズ豆など |
【ゴ】ゴマなどの種子類 | ごま、ナッツ、くるみ、栗、ぎんなん、松の実、落花生、ピスタチオ、アーモンドなど |
【ハ】発酵食品 | 納豆、味噌、醤油、ぬか漬けなど |
【ヤ】野菜類 | 緑黄色野菜、淡色野菜、葉野菜、根菜などできれば赤・緑・白の野菜 |
【サ】魚類 | 切り身、小魚や貝類など丸ごと食べられる魚介類など |
【シ】シイタケなどキノコ類 | しいたけ、えのき、まいたけ、なめこ、まつたけ、エリンギ、きくらげ、マッシュルームなど |
【イ】イモ類 | じゃがいも、さつまいも、里芋、長芋、かぼちゃ、こんにゃく、春雨、くずきりなど |
【ワ】ワカメなど海藻類 | わかめ、ひじき、のり、もずく、昆布、あおさ、ところてんなど |
詳しくは、こちらの記事でご確認ください。
《参考》【マゴハヤサシイワとは】その意味と、献立の立て方・栄養
なお、添加物やカフェイン、たばこ、アルコールは控えるとより良いです。可能ならお惣菜やコンビニ食なども避けるとベストです。
《参考》【本の要約】食品の裏側(食品添加物の神様、ミートボール事件の内容)
《参考》【カフェイン】摂取量と効果、中毒症状・離脱症状・頭痛が起きる理由
わたしの場合は、準備食に食べられるものを何品か用意しておいて組み合わせで食べます。キッチンにいたり、冷蔵庫を開けたり「食」関係にふれない方が、無駄な食欲を触発せずに穏やかに過ごせます。
【準備期】1日目
《準備期1日目の朝食》
《準備期1日目の昼食》
《準備期1日目の夕食》
参考までに、準備期1日目の準備食(朝食・昼食・夕食)3食の写真を展開します。動物性や高カロリーなメニューは避けて、いただきました。
本当は、エビやかつお節(おかか)は食べない方が良いです。うっかり間違えてしまいましたが、わたしは体調に問題はありませんでした。
トマトスープは、トマト缶を使用せず生トマトから作りました。優しくて自然な味に仕上がっておいしいです。ランチでスープとして食べて、夜ご飯でリゾットにリメイクして食べました。
かぼちゃのレーズン和えは、作り置きして分けて食べました。ほくほくで甘くてちょっとしたスイーツ感覚にもなります。
空腹でつらいこともなく、健康的な1日を過ごすことができました。
わたしはスイーツが大好きでなので「甘いものが食べたいな」と頭をよぎりましたが、ファスティングでしっかりデトックスして、良質なスイーツを食べようと自分を励ましながら乗り越えました。
おなかが空いて食事の時間を迎えることができる量が、適量な食べる量なんだろうなと感じます。今まで、そんなにおなかが空いていないのにランチの時間だからと食事をとっていました。普段は、慢性的な食べすぎのループに入っていました。
【準備期】2日目
《準備期2日目の朝食》
《準備期2日目の昼食》
《準備期2日目の夕食》
スッキリ目覚めことができました。すでに身体が軽いです。「腹八分目にしよう」ということは昔から言われていますが「腹十分目」で過ごしてきたなと実感します。
いくつかの料理をベースに似たようなものをローテーションして食べていますが、思ったより飽きません。恐らく、丼ものなど1つの味だと飽きてきやすいのですが、数品あると楽しく食べられます。
食べ過ぎないことで、朝起きたときの胃腸の軽さを感じます。普段からこのような食生活が続けられると良いなと思います。
わたしは普段コーヒーを良く飲みますが、コーヒー飲みたいという感覚はありませんでした。最近はノンカフェインのコーヒーを飲んでいたので、カフェイン依存状態にはなっていなかったということかもしれません。
普段からカフェインを摂取している人は、少しつらく感じたり、離脱症状の頭痛が起きたりするかもしれません。
《参考》【カフェイン】摂取量と効果、中毒症状・離脱症状・頭痛が起きる理由
【ファスティング】5日間
今回「優光泉」という酵素ドリンクを使用しました。チャレンジしたファスティングのプランをご紹介します。
- 朝起きてから2時間に1回のペースで酵素ドリンクを飲む。
- 1回に飲む量は、優光泉20mlを常温水100ml程度で割ったもの。
- 濃縮マグネシウムを1日に2~3mlほど飲む。
慣れていない方は、2時間ごと→1.5時間ごとや、20ml→30mlなど調整していただいても問題ありません。無理はしないように気を付けてください。
2時間ごとに酵素ドリンクの水割りを飲むというのは、厳密でなくても大丈夫です。わたしは、体調・スケジュールに合わせてなんとなく行います。


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濃縮マグネシウムはなくても大丈夫です。わたしは、よりデトックスを加速させるために取り入れています。酵素が働くためには、マグネシウムや亜鉛などのミネラルが必要だからです。
今回使用した酵素ドリンクは、別の記事で詳しくご紹介しています。以前のファスティング結果もご覧いただけるので良ければ参考にしてください。
《参考》【口コミ】酵素ドリンク優光泉で5日間ファスティング:効果と飲み方
【ファスティング】1日目
《酵素ドリンク合計7回》
7:30 | 9:30 | 12:00 | 14:30 | 16:30 | 18:30 | 20:30 |
※濃縮マグネシウム2~3mlは、朝1回飲みました。
準備期2日間で、身体も心もも準備ができていたので気分よくファスティング1日目をスタートすることができました。
本日の変化としては、普段おなかが鳴ることは数日に1回程度ですが、1日に何回もおなかが鳴りました。胃腸が、蠕動運動してる証でしょうか。
※蠕動運動(ぜんどううんどう)とは、消化した食べ物を、腸が収縮・弛緩(伸びたり縮んだり)をくり返して腸内を移動させ、体外へ排出する動きです。
1秒間に1cmのスピードで食べ物を動かしていると言われています。蠕動運動が低下すると便秘や下痢の原因にもなります。
また、夜になるにつれてすごく眠くなったので早く寝て8時間ぐっすり眠りました。
今日から「サーチュイン遺伝子」により若返りの効果が期待できます。それを心の支えに頑張ります。
サーチュイン遺伝子は、ファスティングから12時間後に活性化されます。準備食を最後に食べた12時間後、つまりのファスティング1日目の朝から、60兆個の細胞レベルで修復していきます。
サーチュイン遺伝子について関して詳しくは下記の記事でご覧ください。
《参考》【ファスティングとは】断食との違い・ダイエット&デトックス効果
【ファスティング】2日目
《酵素ドリンク合計7回》
6:30 | 9:00 | 11:00 | 13:30 | 15:30 | 17:30 | 20:00 |
※濃縮マグネシウム2~3mlは、朝1回飲みました。
朝起きると、少しおなかが空いたような感覚があったので、すぐにホットのルイボスティーと酵素ドリンクでエネルギー補給しました。
今日も何回もおなかが、ぐーぐー鳴りました。消化するエネルギーが省エネになり、代謝にエネルギー使えるので、普段は手が回らない身体の補修が進みます。
ファスティング2日目くらいから「アディポネクチン」による脂肪燃焼効果が期待できます。アディポ(脂肪)+ネクチン(くっつく)という意味です。
アディポネクチンはダメージを受けた血管を修復することができ、血管を綺麗にしてくれます。詳しくは下記の記事でご覧ください。
《参考》【ファスティングとは】断食との違い・ダイエット&デトックス効果
【ファスティング】3日目
《酵素ドリンク合計7回》
7:00 | 10:00 | 12:30 | 14:30 | 17:00 | 19:30 | 22:00 |
※濃縮マグネシウム2~3mlは、朝1回飲みました。
今朝は、すっきりと目覚めることができました。今日はファスティング3日目なので、ついにエネルギーとして肝臓のグリコーゲンを使い果たして、脂肪燃焼がはじまります。
脂肪燃焼がはじまると、「ケトン体」が分泌されます。ケトン体は脂肪合成や脂肪分解の過程で発生する中間代謝産物です。
ケトン体が分泌されると、脳波をα波に変えます。α波が出ると、リラックスしているのに研ぎ澄まされた集中力があるような状態になります。
ケトン体は、脳の視床下部にある「満腹中枢」を刺激します。わたし自身、毎回そうなのですがファスティング3日目あたりから空腹感を感じなくなってきます。正直、昨日くらいまでは食べ物のことばかり考えていました。
また、ケトン体によって「βエンドルフィン」も脳から分泌されます。βエンドルフィンは、神経伝達のための脳内物資で、「脳内モルヒネ」や「脳内麻薬」とも呼ばれています。
幸福感、集中力、想像力、思考力をアップさせるともいわれており「ゾーンに入っている」ような感覚が味わえます。ケトン体について詳しくは下記の記事でご覧ください。
《参考》【ファスティングとは】断食との違い・ダイエット&デトックス効果
また、今日は早くもスッキリ大根後のような便が出ました。それは、下痢をしたときのような便で、ニオイも少し独特です。少し油っぽい感じでもあります。おなかを壊している訳ではないので腹痛はありません。
なぜ、このような便が出たかというと「濃縮マグネシウム」の効果が大きいです。以前、濃縮マグネシウムを取り入れないファスティングをしたときは、ファスティング3日あたりから全く便が出なくなっていました。
濃縮マグネシウムを取り入れたファスティングでスッキリ感が増します。
【ファスティング】4日目
《酵素ドリンク合計6回》
8:00 | 10:00 | 12:30 | 15:30 | 18:00 | 20:30 |
※濃縮マグネシウム2~3mlは、朝1回飲みました。
昨日までと比べて1回分、酵素ドリンクが少なくてすみました。肝臓のグリコーゲンが使用されつくして代謝が切り替わって脂肪燃焼をはじめたから、おなかが空いた感覚も少なくなったのかもしれません。
今朝は、ここ最近で1番パチッと目が覚めました。目覚めた瞬間スイッチが入るようにシャキッと目覚めました。ケトン体の分泌により、脳波がα波になっているおかげでしょうか。
酵素ドリンクとルイボスティーだけで過ごしている、すっからかんのおなかだと身体が軽いです。食べすぎたとき、とても重くて苦しくなりますよね。その真逆の体験ができるのなファスティングです。
ただ空腹なだけではこの爽快感は味わえません。ファスティングで最低限の栄養を取り入れて、3日以降くらいから味わえる不思議な感覚です。
また、おなかが驚くほどへこみました。ふだん下っ腹が出ているのですが、食べて過ぎているからなんだなと実感します。
おなかがへこむと、ちょっとしゃがんでモノを拾う際や、掃除をしたりしていると、動きやすいなと感じました。身体が軽量化され無駄な肉がないと、身体を動かす際に妨害するものがないのでしょうね。
昨日と同様に空腹感はあまり感じません。スッキリとした気持ちで、なんで今まであんなに食べていたのだろう。食べ物には依存性があるのかな?と考えてしまいます。
【ファスティング】5日目
《酵素ドリンク合計6回》
6:30 | 9:00 | 11:30 | 14:30 | 17:30 | 20:00 |
※濃縮マグネシウム2~3mlは、朝1回飲みました。
今日もスパッと起きることができました。本日でファスティング最終日で、明日から回復食です。
本日は明らかに肌の調子が少し変わっていることを感じました。少し肌が柔らかいようなきめ細かいような感じです。新しい細胞ができているのかもしれないですね。
もうすでに食べないことには慣れていますし、酵素ドリンクで良質な栄養を摂取しているので空腹感でつらいことはありません。しかし、シンプルに色んな味のものを食べたい。食べたい噛みたい。と思っています。
もう5日間も咀嚼しておらず、歯を使っていないんですよね。身体も色んな部位がお休みしている期間になりますね。
夜になってくると、まだもう1日できそうだから延長しようかなとも思いましたが、予定通り終わって、回復食を丁寧に過ごすことにしました。
なお、長風呂や半身浴は注意が必要です。わたしは普段エプソムソルトを入れて発汗を促した入浴をしていますが、立ち眩みがしかけました。ファスティング中はおすすめできません。
《参考》【エプソムソルトとは】効果・効能、おすすめ商品「Sea Crystals」
【回復食】3日間
ついにスッキリ大根をして、胃腸の最終デトックスをして、回復食に入ります。
おなかが空っぽで、身体が軽い感覚にも慣れてきました。肌に透明感があり、頭もすっきりしています。この感覚が気持ちよくて、ファスティングはリピートしたくなります。
ダイエット目的でファスティングをされる方は、回復食も糖質控えめがおすすめです。わたしは、回復食も何品分かの材料を用意して作り置きして組み合わせで食べます。
回復食までは、極力キッチンに立たないようにしています。あれも作りたい、これも食べたいとなってくるので注意しましょう。
【スッキリ大根】
回復食の日の最初の食事は「スッキリ大根」です。ファスティングのメインイベントです。大根3分の1本・昆布1本をミネラルウォーター2リットルで煮たものを、梅干し3個をたたき梅にして一緒に食べます。
スッキリ大根は、別名「梅流し」とも呼ばれています。レシピや詳しいやり方、「宿便」の正体については、下記の記事でご覧ください。
《参考》【スッキリ大根とは】レシピと食べ方、食べるタイミング、効果について
ゆっくり噛みながら味わって食べていきます。早い方であれば、食べている途中からおトイレに行きたくなります。遅い方は食べ終わってから2~3時間後くらいに便意を催すかもしれません。
また、スッキリ大根から数時間以内は、ちょこちょとトイレに行きたくなる可能性があります。
スッキリ大根のレポート
5日ぶりに食べ物を噛みました。大根と昆布だしだけなのに、とても美味しく、梅干しはすごく酸っぱく感じます。
ゆっくりよく噛んで時間をかけていただきます。途中、横になっておなかを優しくマッサージしたりしながら、過ごします。こんな少量でも満腹になるんだと驚きます。風船のように胃袋が縮んでいるのかな?と思ってしまいます。
食べてから1~2時間かけて何回かおトイレにいきました。明らかに普段とは違う、下したような便が出ます。
ファスティングをすると「宿便」が出ると言われますが、宿便の正体は胆汁です。
「宿便」とは腸の中に長年溜まっている便ではありません。腸も皮膚と同じくターンオーバーしますので、それはありえません。内視鏡で見ても、そのようなものは発見されていないそうです。
胆汁の役割のひとつとして、ビリルビンなど肝臓から出た老廃物を取り込み、胆汁酸などと一緒に十二指腸に放出します。
胆汁は、農薬や食品添加物、大気汚染に混じった有害金属類などの悪いものが溶け込みやすいです。
その胆汁(宿便)を一気に出すことでファスティングのクライマックス「スッキリ大根」でフィナーレを迎えます。
宿便や胆汁の仕組みについて詳しくは下記の記事でご覧ください。
《参考》【スッキリ大根とは】レシピと食べ方、食べるタイミング、効果について
この爽快感はくせになります。また、スッキリ大根後に体重計に乗ると、体脂肪がグッと落ちます。わたしは過去もそうでしたし、今回もそうでした。
【回復食】1日目
《回復食1日目の昼食》
《回復食1日目の夕食》
回復食の日の朝は、スッキリ大根を食べるので、お昼ごはんと夜ご飯のみ写真で公開します。
久しぶりの食事のおいしさに感動しました。味を感じ、歯ごたえなどの食感を感じ、食事の尊さを再確認することができました。
回復食の期間は、ゆっくりよく噛んで食べることが大切です。胃腸への負担を軽くすることができます。
普段なら、さらに食欲が増進されてしまうような量の食事でも、満腹に感じるなんて不思議です。少量しか食べていないと、結構すぐにおなかがすくし、ぐーぐー鳴ります。
思い返してみると、普段はおなかが1日に何回も鳴ることはないので、やはり食べ過ぎていたんだろうなと感じます。
フルーツと豆腐、具は少なめの味噌汁を中心に食べたので消化にやさしく、おなかの調子も順調です。一気にたべすぎると下してしまうので注意が必要です。
食べる楽しさを思い出してしまうと、お魚やお肉、スイーツなどが早く食べたくなって待ち遠しいです。あと2日間がんばります。
【回復食】2日目
《回復食2日目の朝食》
《回復食2日目の昼食》
《回復食2日目の夕食》
まだ消化が良く少量の食事で身体を慣れさせてる所なので、食事の合間におなかが空いてしまいます。合間は酵素ドリンクを摂って血糖値を安定させて過ごします。
柔らかいものや、良く煮込んだもの、「マゴハヤサシイワ」が中心の食事なので、かたいものや辛いものなど刺激的なものが食べたくなってきます。
しかし、せっかくファスティングをしてきれいになった身体なので、まずはいいものを身体に入れていきます。今は栄養価を吸収しやすい時期でもあるので、慎重にいきましょう。
気持ち的にもせっかくスッキリとして軽い身体に、悪いものは食べたくないなというモチベーションになります。これをいかに維持していけるかがポイントです。
また、食べ物の味が濃く感じます。これは味覚がリセットされた証です。今までよりも食材の自然な味を楽しめるようになります。塩分など摂りすぎている方もリセットできます。
【回復食】3日目
《回復食3日目の朝食》
《回復食3日目の昼食》
《回復食3日目のおやつ》
《回復食3日目の夜食》
ついに最終日の回復食3日目です。断食期間が終わって回復食の間も、着実に体脂肪率が減り続けています。
今日もすっきりと目覚められました。肌の調子も良く、心なしか顔色も良いです。
ファスティング中は油をほとんど取らないのですが、そんなに肌が乾燥しません。細胞が活性化しているのでしょうか。
また、今日はおやつにナッツを少々いただきました。ナッツ類は、おすすめのおやつです。「一価不飽和脂肪酸」と「多価不飽和脂肪酸」が含まれています。
一価不飽和脂肪酸である「オレイン酸」には、血液中の悪玉コレステロールを減らす働きがあり、多価不飽和脂肪酸は血圧を下げたり悪玉コレステロールを減らしたりする作用があると言われています。
ただ、カロリーが高めなので食べすぎには注意です。
段々と普通食に近づけていき、明日からは普段の食事に戻ります。回復食での身体にやさしい食事、ゆっくりよく噛んで味わって食べる感覚を忘れないように過ごしていきたいと思います。
【まとめ】5日ファスティング
体調を崩すことなく無事にファスティング10日間を終えることができました。酵素ドリンクのみのファスティング5日間よりも、回復食の方が食欲がわいて少し我慢が必要でした。
食べることは楽しいことで、人生の彩りになっていると感じます。
ファスティングをすることで、今までの自分の食生活を見つめ直し「食べること」に向き合うことができました。いいものや、食べたいものを丁寧に味わって食べるということを初心に返って続けていきたいと思います。
身体によくないものを食べてカロリーを摂取したくないなと思います。いいものや好きな食べ物、心や身体が喜ぶものを丁寧に食していきたいと思います。
また、ファスティングはメンタルのトレーニングにもなっているかもしれません。
自分の決めた目標に対して、自分で挑んで達成します。その結果として身体が軽く、頭が冴え、自分の生活習慣を見直せる良い機会になります。
ファスティングに欠かせないお供「酵素ドリンク」売られている市販品の中には、砂糖などの糖類を水で薄めて植物発酵エキスを少し入れたものもあります。そんな酵素ドリンク風ジュースでない、ホンモノの酵素ドリンクを一覧にしていますので下記のページもご覧ください。
《参考》【酵素ドリンクとは】ファスティング・ダイエットの効果とおすすめ3選
短期間でのファスティングや、普段の栄養補給にファスティングを行うのは独自で行っても問題ありませんが、わたしが行っているような5日間などの長期ファスティングは、専門家のアドバイスのもと実践するようにしてくださいね。
わたしもファスティング指導を行っていますので、ご興味のある方はお気軽にご質問・お問い合わせいただければと思います。