【ユニセフ】2020年の活動内容(コロナ・フィリピン台風など)

世界中の子どもたちの命と健康を守るための国連機関UNICEF(ユニセフ)で、どんな活動をしているかご存知ですか?

  • 2020年ユニセフの活動と寄付金額
  • 現在寄付を募っていること
  • 新型コロナウイルスへの対応

わたしは、オーガニック食品やコスメが好きな栄養士です。今回は「ユニセフ・マンスリーサポート・プログラム」会員でもあるわたしが、「UNICEFメールマガジン」からの情報によりユニセフ2020に活動についてご紹介いたします。

ユニセフ・マンスリーサポート・プログラムとは、月々の自動引落で募金をすることです。少額から参加できますよ。

最新情報として案内があった、2020年1月~12月の募金金額や活動の内容など支援実績をご紹介していきます。

ユニセフの収入と支出

世界、約190の国と地域で活動するユニセフは、各国政府の任意の拠出と民間の方からの寄付に支えられています。

2020年、ユニセフの総収入は75億4,800万米ドルでした。これは、2021年12月の本日現在で換算すると、約8,687億円です。すごい金額ですね。

このうち、政府や政府間組織から寄せられた資金は約49億2,900万米ドル(66%)、民間部門(各国のユニセフ協会、民間企業、個人のご支援者、NGO、財団)から寄せられた資金は16億1,000万米ドル (21%)、国際組織間協力からの資金は7億6,700万米ドル (10%)、その他の収入は2億4,200万米ドル (3%)にのぼりました。

《2020年:ユニセフ収入の内訳》

2020年:ユニセフ収入の内訳

《各国のユニセフ協会からユニセフ予算への拠出額(上位20)》

  1. 米国ユニセフ協会:3億1,900万米ドル
  2. 日本ユニセフ協会:1億8,000万米ドル
  3. ドイツユニセフ協会:1億2,500万米ドル
  4. 英国ユニセフ協会:9,500万米ドル
  5. 韓国ユニセフ協会:9,100万米ドル
  6. スペインユニセフ協会:7,900万米ドル
  7. フランスユニセフ協会:7,200万米ドル
  8. スウェーデンユニセフ協会:6,500万米ドル
  9. オランダユニセフ協会:5,700万米ドル
  10. イタリアユニセフ協会:5,100万米ドル
  11. カナダユニセフ協会:3,300万米ドル
  12. デンマークユニセフ協会:3,100万米ドル
  13. スイスユニセフ協会:2,800万米ドル
  14. フィンランドユニセフ協会:2,200万米ドル
  15. ノルウェーユニセフ協会:1,900万米ドル
  16. ベルギーユニセフ協会:1,900万米ドル
  17. 香港(中国特別行政区)ユニセフ協会:1,800万米ドル
  18. オーストラリアユニセフ協会:1,200万米ドル
  19. ポーランドユニセフ協会:1,100万米ドル
  20. ポルトガルユニセフ協会:1,000万米ドル

《公式サイト》ユニセフの財政

日本は、1位のアメリカに続いてユニセフ募金の金額が多い国です。1億8,000万米ドルとは、本日現在の換算で約207億円です。※後に、実際に募金された金額は224億88万321円という紹介があります。

支出

2020年度、ユニセフの支出総額は65億3,500万米ドルでした。

そのうち、58億4,100万ドル(89%)を開発支援事業費に、3億8,500万ドル(5.9%)を管理・運営費に支出しました。また、1,200万ドル(0.2%)を国連の開発支援に関わる連携調整費に、1,200万ドル(0.2%)を設備投資などの特別な費用に、2億300万ドル(3.5%)を民間部門との連携やパートナーシップなどの事業に、8,200万ドル(1.2%)をその他の費用に充てました。

開発支援事業費には、プログラム支援のほか、現地で効果的にプログラムを実施できるようにするための、政策助言、技術・導入などの支援費を含みます。

子どもの命と健康を守る支援プログラム

支援プログラムに用いる通常予算は、最も支援を必要としている子どもたちに最優先に支援が届けられるよう、以下の3つの指標をもとに優先順位を判断した上で各国・地域に配分されます。

  • 5歳未満児死亡率(出生時から5歳になるまでに死亡する子どもの割合。出生1,000人あたりの死亡数であらわす)
  • 所得水準(1人あたりの国民総所得)
  • 子どもの人口

プログラム支援のための支出内訳は以下のようになっています。

《2020年:分野別の支出割合》

2020年:分野別の支出割合

※割合は四捨五入しているため、必ずしも100%になりません。

 

《2020年:地域別の事業支出割合》

2020年:地域別の事業支出割合

※割合は四捨五入しているため、必ずしも100%になりません。

 

日本のユニセフ協会

日本ユニセフ協会が、日本の支援者から預かりユニセフへ拠出する募金の規模は、過去30年以上、非常に大きな貢献となり、世界の子どもたちのためのユニセフの活動を支えています。

ユニセフの予算は、支援先の国や地域、分野を限定しない「通常予算(Regular Resources)」と、緊急・人道支援を含む国や地域、プロジェクトを指定する「その他の予算(Other Resources)」に分かれます。

日本ユニセフ協会への募金は、世界33のユニセフ協会(ユニセフ国内委員会)の中で、アメリカに次ぐ2番目に多い額となり、1億8,000万米ドルとなりました。既にご紹介したランキングでご覧いただいた通りです。

《公式サイト》日本ユニセフ協会

収入

日本ユニセフ協会の収入内訳(2020年 公益目的事業会計)

2020年度、日本ユニセフ協会にお寄せいただいた募金は、224億88万321円となりました。このうち、個人によるご寄付が84%、企業・団体・学校からのご寄付が合わせて16%を占めました。

224億88万321円を、単純に1年(365日)で割ってみると、1日に約6,137万円が寄付されたことになります。

募金に加え、会費、寄付金、雑収益ほかすべての経常収益計は、224億7,219万1,370円となりました。

わたしがユニセフ募金をはじめたきっかけは、テレビCMでした。ユニセフの存在は知ってはいたものの、詳しいことは分からなかったので調べてみるきっかけになりました。ユニセフや募金に関心がなかった方も何気なくテレビで見かけて興味を持った方も多いのかもしれませんね。

巨額の金額を寄付される方もいますが、わたしのように少額の人も、たくさんの人が集まれば大きな金額になるでしょう。

支出

日本ユニセフ協会の支出内訳(2020年 公益目的事業会計)

2020年、当協会は186億2,000万円をユニセフ本部に拠出しました。これは、経常費用計224億8,527万4,943円の82.8%(募金224億88万321円の83.1%*)にあたります。

経常費用計の17.2%は、ユニセフ本部との協力協定に基づき、ユニセフ支援の輪を広げるための、国内での募金活動(領収書/寄付控除申請書類の印刷・発送費や振込/決済に係る費用などを含む)、広報・アドボカシー活動、国際協力に携わる人材の育成活動などに充てさせていただきました。

募金した金額は、活動費や運営費にもなり、大きな組織として動いていることが分かります。

自分ひとりで何かしようとしても労力も費用も限られたものになりますが、このような団体に寄付することで簡単に参加者となれることは、便利なシステムだなと感じます。

ユニセフの活動報告

世界の5歳未満児の死亡数は2019年には過去最少となり、1990年の1,250万人から520万人に減少しました。

また、2000年から2017年の間に、妊産婦死亡率は38%削減されました。中央・南アジアは妊産婦の生存に関して最も大きな改善が見られた地域で、2000年以降、妊産婦死亡率は60%削減されました。

さらに、2016年から2020年の間に、自宅で安全な飲み水を利用できる人の割合は世界の70%から74%に、安全に管理されたトイレを利用できる人の割合は47%から54%に、石けんと水を備えた手洗い設備を利用できる人の割合は67%から71%に増加しました。

続きまして、ユニセフの1年間の活動実績を中心に紹介していきます。

《公式サイト》ユニセフ活動報告

子どもの生存と成長

  • 500万人の子どもが重度急性栄養不良の治療を受けました。
  • 約2億4,400万人の子どもに栄養不良を予防するためのサービスを提供しました。
  • 肺炎の疑いのある870万人の子どもに抗生物質を投与しました。
  • はしかワクチンにより、2000年から2018年の間に2,300万人以上の命を救いました。
  • 3,050万人の赤ちゃんがユニセフの支援を受けた保健施設で産まれました。

教育

  • 学校に行けない4,800万人の子どもに教育の機会を提供しました。
  • 4,300万人以上の子どもに学用品を届けました。
  • 新型コロナ禍の影響を受ける約1億4,700万人の女の子を含む3億100万人以上の子どもの遠隔学習を支援しました。

子どもの保護

  • 57カ国で2,120万人の子どもの出生登録を行いました。
  • 126カ国で暴力を経験した420万人の子どもを支援しました。
  • 45カ国で600万人の女の子に児童婚の防止とケアの支援を行いました。
  • 人道危機下の子どもとその養育者4,720万人に心理社会的支援を提供しました。

水と衛生

  • 1,700万人が安全な水を利用することができるようになりました。
  • 1,340万人が衛生的なトイレを利用できるようになりました。

公平な機会

  • 144カ国で220万人以上の障がいのある子どもに支援を提供しました。
  • 93カ国で1億3,000万人以上の子どもに現金給付支援を行いました。

人道支援

  • 152カ国で紛争や自然災害などの455件の人道危機に対応しました。
  • 緊急事態下にある1,700万人の子どもがはしかの予防接種を受けました。
  • 緊急事態下にある約280万人の子どもに就学前教育の機会を提供しました。

《2020年度緊急募金入金額》

新型コロナウイルス 1,604,028,878円
ロヒンギャ難民 26,711,053円
アフリカ栄養危機 29,198,143円
シリア 369,232,040円
自然災害 6,355,030円
人道危機 72,483,709円
累計 2,108,008,853円



新型コロナウイルス感染症への対応

ユニセフ(国連児童基金)が本日発表した報告書によると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は子どもたちにかつてないほどの影響を与えており、創設から75年が経過するユニセフ史上最悪の脅威に子どもたちが晒されています。

《公式サイト》報告書:失われた10年にさせない

世界的な流行が始まってから2年が経過しようとする今なお、COVID-19の広範囲にわたる影響は続いており、貧困の拡大、不平等の定着、子どもの権利の侵害などの問題が、かつてないレベルまで到達していると警鐘を鳴らしています。

コロナウイルスによる現状

ユニセフ事務局長のヘンリエッタ・フォアによると「お腹を空かせ、学校に行けず、虐待を受け、貧困の中で暮らし、結婚を強いられる子どもの数が増える一方で、医療、ワクチン、十分な食料、必要不可欠なサービスを受けられる子どもの数は減っています。前に向かっていくべき年にも関わらず、後退を余儀なくされています。」とのことです。

複数の形態の貧困に苦しむ子どもの数は、パンデミックの影響によって2019年以来10%、約1億人増加したと推定されています。これは、2020年3月中旬以降、1秒に約1.8人の割合で増加していることに相当します。

また本報告書は、一度失われたものを取り戻すためには長い年月が必要であると警告しています。最良のシナリオであっても、COVID-19以前の子どもの貧困レベルに戻すには、7~8年の年月がかかるとされています。

COVID-19前でも、貧困に苦しむ子どもたちが多くいたのに、そのレベルに戻すだけでも7~8年という期間がかかるとは、とても残念です。

広がる格差

退歩を示すさらなる証拠として、経済的貧困状態にある家庭で暮らす子どもは、パンデミック以前と比べ、約6,000万人多くなっています。また2020年に必須ワクチンを接種できなかった子どもは2,300万人以上となり、2019年と比べて約400万人の増加で、過去11年間で最多の数となりました。

パンデミック以前でさえ、世界の約10億人の子どもたちが、教育、保健、住居、栄養、衛生、水へのアクセスのうち1つ以上の深刻な欠如に苦しんでいました。この数字は、不平等な回復により富裕層と貧困層の子どもの間で格差が広がることによって、今も増え続けています。最も疎外され、厳しい状況に置かれている子どもたちが、最も苦しんでいるのです。

SDGsの記事でも紹介しましたが、子どもたちだけでなく、世界では格差が広がっています。世界で苦しむ人々が減ることを願って、今できることを少しでも続けるしかないと感じます。

《参考記事》【SDGsとは何か】17の目標一覧とその意味・課題を簡単に解説

一般市民への被害

報告書の概要は下記の通りです。

  • 全国的な学校閉鎖によって、パンデミックのピーク時には、15億人以上の生徒が学校に通えなかった。危機が発生した最初の年は、対面授業の約80%が中止となった。
  • メンタルヘルスの問題は、世界の10代の若者の13%以上に影響を与えている。パンデミックによって、2020年10月までに世界の国々の93%が、重要なメンタルヘルスサービスを制限または停止した。
  • パンデミックによって、10年以内に児童婚が最大で1,000万件増加する可能性がある。
  • 児童労働に従事する子どもの数は世界で1億6,000万人に上り、過去4年間で840万人増加した。パンデミックによって貧困が拡大し、2022年末までに、さらに900万人が児童労働に追い込まれる危険性がある。
  • パンデミックのピーク時には、18億人の子どもが、暴力の防止・対応サービスが大幅に制限された104カ国に住んでいた。
  • 栄養不良の中で最も命の危険がある「消耗症」に苦しむ子どもたちは5,000万人に上り、パンデミックが子どもたちの食事や栄養サービス、食生活に影響を与えることによって、2022年までにさらに900万人増加する可能性がある。

子どもの権利を著しく侵害している脅威はパンデミック以外にもあることを、本報告書は警告しています。世界では、4億2,600万人の子ども(約5人に1人)が紛争地域で暮らしています

一般市民への被害が拡大しており、子どもたちに不相応な影響を与えています。女性や女の子は、紛争に関連した性的暴力を受ける危険性が最も高いです。人道支援ニーズの80%は紛争に起因します。また、世界の子どもたちの半数近くにあたる約10億人の子どもが、気候変動の影響によって「極めて高いリスク」に晒されている国で暮らしています。

ユニセフの呼びかけ

すべての子どもたちの未来を回復し再創造するため、ユニセフは各国に対して、下記を呼びかけています。

  • 社会的保護や人的資本、そして包括的でしなやかな回復力のある社会の復興のための投資をすること。
  • COVID-19ワクチン分配におけるユニセフの重要な役割を活用するなどしてパンデミックを収束し、大幅に悪化した子どもの健康と栄養状態を改善に転換させること。
  • すべての子どもたちに質の高い教育、保護、良好なメンタルヘルスを確保することで、より強固な復興を目指すこと。
  • 飢饉を終わらせ、気候変動から子どもたちを保護し、災害関連費用を再考するための新たなアプローチを含め、危機に対して、より良い防災・対応をし、子どもたちを守るためにレジリエンスを構築すること。

ユニセフ事務局長のヘンリエッタ・フォアは次のように話しています。

「世界的なパンデミック、紛争の激化、気候変動の悪化といった時代に、今日ほど子どもを第一に考えたアプローチが重要視されたことはありません。私たちは今、岐路に立っています。各国政府やドナー、その他の組織と協力して、今後75年間の私たちの道筋を描き始めるにあたり、子どもたちは最初に投資されるべき存在であり、費用削減の際には最後の対象でなければなりません。私たちが未来の約束を果たせるかどうかは、私たちが今、何を優先すべきかにかかっているのです。」

《公式サイト》ユニセフ:新型コロナウイルス緊急募金

世界の子どもたちの一部は、幼いころから今日食べるものがない、病院で治療が受けられない、安全な飲み水がない、トイレがないなどの過酷な環境でくらしています。なお教育の機会も与えられず、幼い頃から労働をせざるを得ない子もいます。

わたしは、何不自由ない衛生的で安全・安心な暮らしを与えられました。それがどんなに幸せなことかと今になってから分かります。そのような感謝も含めてSDGsにも取り組んでいきたいなと思っています。SDGsに取り組む企業の情報をまとめた記事もあるのでよければご覧ください。

《参考記事》【SDGsとは何か】ロゴ・バッジの使用、企業の取り組みを紹介

フィリピン台風への対応

フィリピンでは2021年16日夜から17日にかけて、大型の台風22号(フィリピン名:オデット、国際名:ライ)がセブ島などがある中部を通過し、各地で住宅の倒壊や洪水などが発生しました。

被害の状況について調べているフィリピン警察は日本時間の20日朝、中部のセブ島やボホール島を中心にこれまでに208人が死亡したほか、52人が行方不明になっていると発表しました。

《参考》NHKニュース

ユニセフ(国連児童基金)を含む国連機関や人道支援団体は、超大型台風によって壊滅的な影響を受けた子どもたちと家族が元の生活を取り戻せるよう支援を届けるため、総額で1億700万米ドルの資金を国際社会に要請しました。

そのうち、ユニセフが最も被害を受けた20万人の子どもの命と権利を確実に守るために必要な資金は、少なくとも1,100万米ドルにのぼります。

自然災害とは本当に恐ろしいもので予測することが難しく突然にやってきます。異常気象など環境問題との関連もあるのでしょうか。わたしは、ヴィーガンではないのですが、そのように地球や未来の子どもたちのために環境問題に取り組む必要性を感じてしまいます。

《参考記事》【ヴィーガンとは不健康?】環境問題・飢餓・動物保護など社会問題

生活の復旧

ユニセフ・フィリピン事務所代表のオユンサイハン・デンデブノロブは次のようにと述べました。

「台風の被害を受けた子どもたちとそのご家族が、暗い年末年始を過ごしていることに心が痛みます。今夜は家族とノーチェ・ブエナ(聖餐)でクリスマスをお祝いしますが、食料、水、避難場所など最も基本的な必需品の確保にさえ苦労している人々がいることを忘れてはいけません。ユニセフは、フィリピン政府や他のパートナーとともに、最も厳しい状況にある人々に支援を届けるため、現地で活動を続けています。私たちは国際社会に対し、子どもたちの生活を取り戻すために、引き続きその役割を果たすよう訴えています。」

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックによって、差し迫った子どもの権利の問題はより悪化し、さらなる緊急事態によって、子どもや若者の福祉と健康全般はますます損なわれることになりました。

子どもの命と権利

台風上陸から1週間が経過した現在、ユニセフの主な懸念事項は下記の通りです。

  • 水と衛生:下痢の症例、水と衛生設備へのアクセス不足
  • 保健:感染症の予防・管理
  • 栄養:妊婦と子どもの栄養不良の予防・治療
  • 子どもの保護:心理社会的支援、暴力・搾取・虐待・ネグレクトの防止

2021年12月24日に発表された「人道支援ニーズと優先事項 (原題:The Humanitarian Needs and Priorities)」には、フィリピン政府とともにユニセフが主導する以下の分野の支援が含まれています。

  • 水と衛生:水とトイレへのアクセス向上、水と衛生用品の配布、衛生促進
  • 栄養:妊娠中および授乳中の女性に対するタイムリーな栄養状態の検査・治療、栄養補助食品と日用品の配布、母乳育児の保護
  • 子どもの保護:家族と離ればなれになった子どもや同伴者のいない子どもの家族との再会、メンタルヘルスと心理社会的支援、子どもへの暴力(VAC)防止に関する意識向上
  • 教育:学習へのアクセス増加、教師へのメンタルヘルスサービスの提供、被災したコミュニティ内にある20校において試験的な対面授業を再開するための水と衛生および感染症の予防・管理の支援

《公式サイト》ユニセフ:自然災害募金

【まとめ】2020年ユニセフの活動

ユニセフでは、様々な活動をしています。ユニセフ・マンスリーサポート・プログラムの会員になると、定期的に冊子が送付され、最近の活動や現在募集しているプログラムの紹介があります。その冊子が、世界でどんな状況下に置かれている人たちがいるのかを知る情報源になっています。

特別に裕福な暮らしをしている訳ではないので、寄付をするか悩みました。しかし、明日生き延びることができるかも分からないような恐ろしい毎日を過ごしている子どもたちがいることを知ってしまったので、このまま何もしないという選択肢は取れませんでした。

単発で大きい金額を寄付するのは少し勇気が必要だったので、毎月無理がない範囲で寄付をするという選択をしました。

実際にマンスリーサポートをはじめてみると、少しでもわたしの寄付で救われた子どもたちがいるのかなと想像することで、自分自身の存在意義もアップして、わたしの心も豊かになります。

わたしがオーガニック好きなのは、自分にもやさしく、地球にやさしく、という点です。SDGsに関する取り組みに興味がある方は次の記事もご参考になれば幸いです。

《参考記事》【SDGsとは何か】17の目標一覧とその意味・課題を簡単に解説

《参考記事》【SDGsとは何か】ロゴ・バッジの使用、企業の取り組みを紹介

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