あなたは、「たまご」をよく食べますか?
- 毎日食べるたまごの品質が気になる
- ビオラルの「やさしい さくら色のたまご」とは?
- 商品にどんな特徴があるの?
わたしは、オーガニック食品が好きな栄養士です。食事アドバイスやファスティング(断食)指導を行っています。
どんなものを食べるかも大切ですが、どんなものを食べないか、という選択も大切だと考えています。プラスの健康とマイナスの健康のバランスを大切にしています。
そんなわたしが、スーパーマーケットのライフが展開するブランド「ビオラル」のやさしい さくら色のたまごをご紹介します。
最近、たまごの価格が高騰していますね。普段は、平飼いたまごを購入しているのですが、手に入らなかったので今回こちらの商品を買ってみました。
「BIO-RAL」とは
BIO-RAL(ビオラル)とは、四葉のマークが目印のスーパーマーケットのライフコーポレーションが展開しているプライベートブランドです。
からだに優しい素材や製法、健康や自然志向にあわせた商品を展開しています。
スーパーのライフでビオラル製品の取り扱いがあり、ビオラルコーナーがある店舗もあります。また、ビオラルの店舗も出ていて首都圏や関西に数店舗展開しています。
ビオラルの商品シリーズは割とリーズナブルでご近所のスーパーでも手に入るお手軽さが魅力だなと思っています。
ビオラルは、自然の恵みをいかしたオーガニック食材を原料にした商品や、無添加、健康にこだわった体にやさしい商品を取り揃えています。
《参考》【BIO-RALとは】スーパーマーケット「ライフ」プライベートブランド
普段からお世話になっているビオラルシリーズですが、今回は「やさしい さくら色のたまご」をご紹介します。
「やさしい さくら色のたまご」
飼料の主原料となるとうもろこし、大豆粕は非遺伝子組み換えのもの、また国産飼料米を加えたこだわりの飼料を与えています。
《参考》【遺伝子組み換え食品とは】メリット・デメリット・任意表示制度の改正
雄大な岩手山の裾野に位置する農場は、夏でも冷涼で涼しく鶏たちもストレスが少なく過ごしています。鶏たちは暑いのが少し苦手です。
パッケージの中身はこのようになっています。
たまごに賞味期限のシールが貼ってあるのタイプも見かけますが、殻に直接印字されています。文字も読みやすく余計なゴミも出ないのでいいですね。
また、たまごの色が商品名にある通り、やさしいさくら色です。かわいいです。
たまごを割ってみました。黄身も白身もぷりっと新鮮な感じがします。写真で伝わるでしょうか。
さくら色のやさしい色合いの殻ですが、黄身の色はしっかりと濃い色です。ただし、黄身の色はエサによるだけで色が濃いから味も濃いということではありません。
パッケージの側面に商品情報サイトのQRコードがついていますので、紹介されていた生産者さんの情報などをご紹介していきたいと思います。
生産農場
岩手ファームは、『品質の良い「たまご」は、鶏たちに良い環境から産まれます』をモットーに、岩手山麓の自然豊かな土地で、鶏卵の生産に取り組んでいます。
生産者さんの声
写真は、岩手ファームの中村さんご夫妻です。素敵なお写真です。
「こだわった自慢の卵です!岩手はいいところですよ〜。岩手ファームの近くには、岩手山から続く地下水脈の伏流水が毎分45トン湧く場所(湧口という場所)があります。この地下水脈と同等の水を汲み上げ、鶏に飲水させています。ちなみに私もこの水を毎日飲んでいます。」
生産農場/選別包装者:株式会社岩手ファーム(岩手県盛岡市下田字生出731-7)
パッケージについてる生産者さんの似顔絵ともそっくりで、なんだかほっこりしました。
生産者さんの顔が分かる食品は、なんだか安心できますね。顔も名前も出して、責任を持っている商品なんだなと感じます。ありがたいです。
おすすめ料理
写真は、ビオラルの「やさしい さくら色のたまご」で作ったプレーンオムレツです。オリーブオイルとバターでさっと仕上げました。
ちなみに、ケチャップもビオラルの「オーガニック有機JASトマトケチャップ」を使用しています。
《参考》【ライフBIO-RAL】オーガニック有機JASトマトケチャップ
たまごは単体でも楽しめる食材です。ゆで卵、半熟卵、温泉卵、目玉焼き、卵焼き、オムレツ、スクランブルエッグなどです。
シンプルに、生卵をごはんにかけて卵かけご飯、たまごサンドなんかもおいしいですよね。
ほかにも、卵がメイン級の料理だと、和風に茶わん蒸し、中華系でかに玉、天津飯、ニラ玉、洋風にキッシュ、カルボナーラなんかもありますね。
丼ものとの相性も抜群で、親子丼はもちろん、卵とじ丼、牛丼や天丼には温泉卵も合いますね。
たまごはサブ食材としても大活躍で、炒め物、炒飯、スープ類に入れてもおいしいです。
他にも、すき焼きに必須食材ですし、おでんの具材にしたり、煮卵にしてラーメンにのせたり、カレーのトッピングにしたり、崩してサラダに散らしてもおいしいです。
さらに、半熟卵はトッピングとしても最適で、シーザーサラダやキーマカレー、牛丼、うどんなどをワンランクアップしてくれます。
一工夫して、てんぷらにしたり、肉巻きにしたり、エッグベネディクトにしてもいいですね。
からだにやさしいレシピ、おかゆや雑炊にも卵はやさしく栄養を追加してくれます。
平飼いたまご
「平飼い」とは、決められたエリアを自由に動き回れる状態で放し飼いにすることです。そのニワトリのたまごを「平飼いたまご」といいます。
一般的な養鶏場は、ケージで買うのが主流です。スーパーでたまご売り場を見てみると、たくさんの商品が並んでいますが、「平飼いたまご」と表示されている商品は、1つのスーパーで1商品程度かなという印象です。
ニワトリが動くスペースがないと運動不足になりやすく、ストレスも溜まりやすく、病気になりやすいです。
ゲージ飼いにすることで、個体ごとの管理ができたり、平飼いよりも施設のスペースが狭くてもすむので、飼育する側にとってはメリットがあります。
平飼いたまごの特徴
狭いゲージの中でなく、自由に動き回れる健康でストレスが低いニワトリのたまごは、品質が高くなります。
一般的なたまごと比較して「殻がかたい」「白身が水っぽくない」「黄身がぷっくりしている」などの特徴があります。味も、コクが出て濃厚だという意見をよく聞きます。
先ほども話題にしましたが、黄身の色はエサの色なので、味には関係がないのです。しかし、たまごの黄身の色が濃いとおいしそうにみえますので、目で楽しむという効果はありますよね。
エサの色が黄身に反映されるということは、ニワトリのエサがたまごに顕著な影響を及ぼしているということです。
たまごは、ニワトリの食べたもので作られていますし、わたしたちも自分が食べたもので作られています。もっと言うと、両親の食べたもので作られた両親の影響も受けてわたしたちは作られていますね。
アニマルウェルフェア
アニマルウェルフェア(Animal Welfare)とは、感受性を持つ生き物としての家畜に心を寄り添わせる畜産の在り方です。
家畜が誕生から死を迎えるまでの間、ストレスが少なく快適な環境で飼育し、行動要求を満たし、健康的な生活を確保することです。
結果として、生産性の向上や安全な畜産物の生産にもつながることから、農林水産省としては、アニマルウェルフェアの考え方を踏まえた家畜の飼養管理の普及に努めています。
《参考》【アニマルウェルフェア】AW認証:世界・山梨県の取り組みと現状飼育
価格帯について
平飼いたまごは、都内のスーパーマーケットで購入すると、6個入りで300~400円くらいの価格帯です。1個あたり50円~ですね。
高級たまごだと1個あたり150円以上するものもあります。とびきりエサにこだわっていたり、飼育環境にこだわっていたり、オーガニックなたまごがあったりします。
抗生物質や成長ホルモン剤などの化学物質は一切投与されていない鶏のたまごという商品もあります。こちらの商品は、送料込みで1個あたり約190円です。
一般的なたまごに比べて、平飼いたまごは高価です。ニワトリが快適な分、飼育に手間がかかるのでご理解いただけるでしょう。
平飼いたまごを購入することは、アニマルウェルフェアを促進することもなります。
いくつかの種類の平飼いたまごを食べてきましたが、どれも殻が硬く、白身も黄身をぷくっとしっかりしている商品でした。味もしっかりと濃厚でおいしいので、ぜひ一度試してみてください。
【まとめ】やさしい さくら色のたまご
ビオラルのやさしい さくら色のたまごは、平飼いたまごではありませんが、生産者さんが、丁寧に畜産に取り組んで出荷しているたまごです。
食べ物に限らず「安ければ安いほどいい」という考えも良いですが、高価なものには高い理由があります。
たしかに、どれを買っても全く同じものであれば、安い方の店で購入しようというのは当然のことです。
しかし、色々な商品がある場合、高いからこそ栄養価も高くおいしい、余計な農薬や化学物質を摂取しなくてすむ、などのメリットが発生します。
それは、未来の自分への投資になります。ミネラルやビタミンがたくさん摂取できたり、腸内環境が整ったり、将来的な医療費が削減できたりと、食べたものはそのまま自分に反映されます。
体にやさしい食品を取り入れたくなってきた方は、オーガニックや無添加の商品をまとめたページがありますので、良ければご覧ください。