みなさんは「シェディング」という言葉を耳にしたことがありますか?
- シェディングとは?
- 本当に起きるのか?
- 専門家の見解
わたしは、ファスティング指導や食事アドバイスをしている栄養士です。プラスの健康とマイナスの健康を大切にしています。
本記事では、世間で話題の「シェディングとは何なのか?本当に起きるのか?」について、分かりやすくまとめていきます。
「様々な情報がありすぎて何を信じれば良いか分からない」という方も多くいらっしゃることでしょう。
本記事では、偏った立場の目線にならないよう、事実に基づいてまとめていきますので、ひとつの参考になれば幸いです。
シェディングとは
「シェディング(shedding)」という言葉は、レプリコンワクチンと共に耳にした方も多いでしょう。
コロナワクチンに関する情報は、SNSでも長期にわたり話題になっていますが、今回の次世代型レプリコワクチンも接種が始まるということで最近また注目度が上がっています。
まず、レプリコンワクチンとは、2024年10月している開始する次世代型のワクチンのことです。
ただし、全てのコロナワクチンがレプリコン型になる訳ではなく、取り扱うワクチンの種類のひとつにレプリコン型が加わるという状況です。
レプリコワクチンについては詳しくは、こちらの記事でご覧ください。
《参考》【レプリコンワクチンとは】2024年10月より定期接種が開始
シェディングの意味
今回のワクチンに関する「シェディング」とは、ワクチン接種者の分泌物や排泄物を介してワクチン未接種者に対して何らかの健康被害をもたらす現象のことです。
これはタバコの受動喫煙に似ている考え方で、タバコを吸いたくないのに副流煙を吸ってしまって、影響を受けてしまうというようなイメージです。
ワクチンは未接種なのに、接種者と空間をともにするだけで、影響が及ぶという考えです。
ウイルスに関する「シェディング」という概念では、病原体を保有している人が他者に感染を広げるプロセスを指します。
たとえば、インフルエンザウイルスや他の病原体に感染した人が、そのウイルスを咳やくしゃみ、体液を介して他の人に広めることが該当します。
「インフルエンザがうつる」「風邪がうつる」というのも、シェディングということになりますね。
SNSで話題になったこと
レプリコワクチンでシェディングが起きると話題になっています。
しかし、まだレプリコワクチンの接種が始まっていない段階でもシェディングが起きているという発信をしている人がいます。
従来型のコロナワクチンでも、様々な被害の体験談をSNSで見かけます。
たとえば、シェディングによって湿疹が出ているとか、かゆいとか、接種者の臭いで体調が悪くなる、などというものです。
他にも、美容室やリラクゼーションサロンの予約サイトであるホットペッパービューティーでは、レプリコワクチン接種者はお断りといった店が増えていることが話題になりました。
その他、解毒のためにこの成分がいいだとか、これを食べるべきなの様々な情報が出ています。
一般の方のSNSでも様々な意見や体験談を見かけますが、専門家ですら様々な意見が出ている状況で、正直なところ、どの情報が本当なのか判断が難しいです。調べれば調べるほど分からなくなっていきます。
シェディングは起きるのか
シェディングが起きるか起きないかは、研究者や医師などの専門家によっても意見が割れています。
最新情報を踏まえて、専門家も意見を述べるので、そのときのタイミングによっても意見が変わっていくこともありえるでしょう。
そうなっていくと、一部の切り抜き情報を信じるのは危険だと感じます。
否定または肯定した前後に、補足情報や前提条件ががあったりすることもあり、全体を通して話を聞かないと本質的なことが伝わらないことも多いです。
また、レプリコンワクチンが始まる前の従来型コロナワクチンで、すでにシェディングが起きているといった趣旨の発信をしている病院もあります。
シェディングの被害とは
とある病院では、シェディングと思われる症状の患者さんが相談に来ると記事が書かれていました。
一部抜粋して、ご紹介します。
具体的な症例についてはここでは詳細には触れませんが、昨年夏以降に遺伝子ワクチン接種者が周囲に急激に増加し始めてから、その影響を受けた可能性があるということで当院に実際に相談に来られた方が、相当数おられました(昨年末頃から減少傾向)。
その中には、遺伝子ワクチンを打って間もない人と長時間同じ空間にいた後に、これまで落ち着いていたアトピーが重症化してきた、急にひどい蕁麻疹様発疹が出現し始めた、頭痛・めまい・倦怠感が出現した、これまでなかった不正出血や生理不順が急に出現した・・・etc。症状は多岐に渡るものでした。
もちろんこれらの患者に現れた症状は、コロナ禍の中でストレスによって引き起こされた可能性は捨てきれません。確かにハンス・セリエのストレス学説やその後のストレスに関する研究などで、日常的なストレスが患者に多彩な症状が現れることは科学的にも明らかになっていることです。
しかし、そのような症状を訴えて来院された患者の多くは、以前とほとんど変わりない生活をされており、強いストレスを感じている人は少数でした。強いていうなら、ある患者ではワクチンを打っていないことによる周囲からの同調圧力がある、というストレスがあるくらいでした。
そのような方がワクチン接種者と密室で濃厚に長時間接した後に、突然不正出血が現れたり、落ち着いていたアトピー症状が急激に増悪して入院するほどまでになったり、今まで感じたことのない寝込むほどの激しい頭痛や、倒れるほどの眩暈が突然出現したりという比較的重い症状が現れた人が多くいた。
《参考》松本医院のブログ記事
このように、明らかな体調の変化があり、病院に相談にきている人が多くいる以上「シェディングは起きない」とは言い切れないと感じます。
しかも、この記事は、2022年7月9日のものです。
そもそも話題の次世代型レプリコワクチンによってシェディングが起きるという以前の、従来のコロナワクチンによるシェディングの事例です。
ただ、すべてがシェディングなのかという点も気になる所です。シェディングが起きうるとの情報を知っていたため、そのせいだと結び付けてしまっている、という人もいるのかもしれません。
「シェディングだ!」と、こじつけているというのではなく、勘違いでそのように認識している場合もあるかもしれません。
このあたりは、本人や医師にしか分からないこともありそうです。
専門家の見解
シェディングについて、専門家の意見は以下の3つに分かれています。
- シェディングが起きる可能性がある
- まだ判断がつかない
- 理論的にシェディングは起きない
日本看護倫理学会では、レプリコワクチン使用への懸念とシェディングの可能性について、緊急声明を出しています。
《参考》【レプリコンワクチンとは】2024年10月より定期接種が開始
医療関係者や研究者などの専門家が、現時点で表明している見解をいくつかまとめてみます。
それぞれの方によって受け取り方も違うと思うので、詳細が気になる方はご自身でお調べください。
ウイルス学者の見解
以下、YouTube動画で話していたシェディングについての見解をまとめました。
もともと勘違いから始まっていると指摘しています。
基本的に、レプリコワクチンを打つことは反対。
しかし、「レプリコンワクチンを打つと際限なく増えていき、他の人にうつる」と言っている人がいるが、それは間違い。時間の経過とともに、mRNAの数は減っていく。減っていくペースは人によっても変わる。
それは細胞の中にセンサーがあって、外敵を壊そうとする働きとレプリコンの増えようとする働きの差し引きで、壊される働きの方が大きいので、無限に増えるということはない。
シェディングは、試験管内の細胞レベルではあることだが、個体間で広がることは無理。
もしレプリコンが少し体の中に入ったとしても、それがどんどん増えて免疫がつくことはない。ほんの少しの摂取でそうならないので、他の人から少し受けたとしても、それが体内で増殖することはまずない。
生ワクチンでは、シェディングという現象がありえるが、今回のレプリコンはそれに該当しない。
《参考》宮沢氏の見解
今回のレプリコワクチンでは、シェディングが起きないと話しています。従来のmRNAワクチンも、生ワクチンのジャンルではないので、理論的にシェディングは起きないという見解のようです。
シェディングが起きて体調が悪くなったという患者さんが来る病院があるので、現実にシェディングは起きているのだろうと思いますが、理論的に起きないと話されている専門家の方もいて、どちらが本当なのでしょうか。どちらも本当なのかもしれません。
だとすれば、まだ発表されていない研究結果があるだとか、シェディングの研究が終わっていない段階で接種を開始してしまって、このようなことになっただとか、何か秘密があるのかもしれません。
病院の見解
以下、先ほども紹介した病院のWEBサイトに掲載(2022年7月9日)のブログ記事の一部抜粋になります。
実際に、軽い発疹から帯状疱疹や全身の蕁麻疹様発疹まで、様々な皮膚症状を呈して来院される患者が増加しています。そしてそのような患者の多くが、「周囲にワクチン接種者が増えてきてから急に症状が出始めた」と仰っておられました。
しかもそれは一人や二人ではない。この数カ月で様々な症状を呈して「ワクチン接種者からの影響だと考えられる」と言って受診された患者は、当院だけでもはや20〜30人を超えています。
その症状は多岐に渡ります。その多くは女性ですが、不正出血・生理痛・生理不順、頭痛や倦怠感、関節の痛みや先述した皮膚症状などなど・・・。もちろん男性の患者もおられました。
そして、ほとんどの方が「これまでそんな症状は出たことはなく、ワクチン接種者が増えてきてからだ」というのです。
私にはこれが「患者が嘘をついている」とは到底思えませんし、来院された患者の現病歴や症状が出始めた時の状況を考えれば、やはり「ワクチン接種者からの影響があるのかもしれない」と考えるのが妥当なのではないかと思っています。少なくとも、誰にも完全に否定することはできないでしょう。
《参考》松本医院のブログ記事
理論的にどうかはさておき、実際にシェディングのせいと思われる症状を発症して相談ににくる患者さんがたくさんいると書かれています。
しかも2022年夏の段階でこんなにも症状を感じていらっしゃる方がいるのであれば、今となってはもっと人数も増えていることでしょう。
そのような方たちの体調は、その後どうなったのでしょう。心配です。
もしかすると、大きな症状ではないので、ちょっとした不調として見逃しているようなレベルで症状が出ている人もいるかもしれません。
理論的にシェディングは起きないと話している専門家もいますが、後から新たな事実が発覚し、実はシェディングが起きると理論的に証明されると言った展開が待ち受けているのかもしれません。
医学や健康の情報は日々更新されていきますから、不思議なことではありませんね。
クリニックの見解
以下、クリニックのWEBサイトに掲載の情報(2024年9月15日)の一部抜粋になります。
10月からは更に危険な自己増殖型レプリコンワクチン(コスタイベ筋注)接種が始まることになります。
mRNAワクチンは危険性の高いワクチンですが、レプリコンワクチンはさらに危険性の増したワクチンです。スパイクタンパクを自己増殖し続ける性質のため、これまでのワクチンよりも重篤な疾患を発生する可能性が高まります。
接種した人の呼気、汗に含まれる細胞外小胞(エクソソーム)による周囲への人達への暴露(シェデイング)の危険性が従来型ワクチンの100倍から1000倍と言われています。
レプリコンワクチンのベトナムでの大規模な治験の結果が、2024年5月に報告されています。
第3相の治験に参加したワクチン接種者8059名のうち5名が死亡し、118名に重篤な有害事象がみられました。世界で日本のみ承認された新型コロナワクチンです。
mRNAワクチンはこれまで接種されてきた全ワクチンよりも多くの健康被害をもたらしています。さらに危険性の高いレプリコンワクチンを導入することは、国民の生命を軽視する国の姿勢の現れだと思います。
《参考》ゆうき内科クリニック
こちらのクリニックでも、従来のmRNAワクチンは危険性があり、次世代型レプリコワクチンはさらに危険だという見解です。
また、シェディングの危険性が拡大に上がるという見解です。
しかも8059名のうち5名が死亡しているというのは、かなり高確率に感じます。1612人に1人の確率で亡くなるということです。
また、118名に重篤な有害事象が見られたということは、約1.5%となります。具体的な人数でいうと、69人に1人が重篤な症状を発症しているということです。
身を守るためのワクチンなのに、不安に思いながら接種するのは、どうなんだろうと感じます。
様々な意見がありますが、従来のmRNAワクチンよりも次世代型レプリコワクチンの方が危険度が高いという点は、どの専門家も一致している意見だと感じます。
オンラインクリニック医師の見解
こちらは、とある医師がYouTube配信している動画(2024年3月12日)をわたしが短く要約したものです。
シェディングがあるのかないのかは、医学界でも賛否が分かれている。
その意見については、ワクチンの賛否とほぼ連動していて、ワクチンへ懸念を示している人ほど、シェディングについても心配している場合が多い。
主体的医療では「症状」は、何らかのメッセージ性があると考えている。
生物としての自然な現象として、微粒子であっても異物が入ってくれば、それは除去することになる。異物と接したときに何も起こらない人もいれば、何か起こっていても気づかない人もいて、異物除去システムの感度には個人差がある。
また、糖質過剰/不安・恐怖は、異物除去システムの感度を上昇させると考えられる。
解毒という考えもあるが、そもそも毒とは何をさすのか?ワクチン接種者から本当に毒が出ているのか?という疑問も残る。何よりまずは、心身を整えておくことが大切。
不安や恐怖はあると、それによって異物除去システムの感度が上がってしまうというのは非常に驚きです。
また、「解毒」をテーマにして、過剰に不安をあおるような情報発信をしている人もいるので、それも考えものだなと感じます。
余計な不安を感じることで、不調を引き起こす可能性のあると認識して、冷静な受け止め方が重要ですね。
「病は気から」という言葉もあるように、自分の心も体も整えておくことが、何よりの対策になるのだろうと感じます。
そういう意味でファスティングは体のメンテナンスになることはもちろんのこと、心も整うので、定期に行って健康維持に役立てたいと思います。
歯科医師の見解
YouTubeで発信している動画(2024年9月16日)で、コロナワクチンに関して話されている所を一部要約しました。
まず、レプリコワクチンに反対ではない。
基本的にすべての薬に、メリット・デメリットがあり、メリットがデメリットを上回ったときにその薬を使うという考え。それを選択するのは自分で、周りが強制するのはおかしいと考えている。
今回のワクチンに関しては、検証結果で分かっているはずにデメリットをきちんと公表しないで進めているのはおかしいと感じる。
それに対して良く分かっていない人がデメリットだけを騒ぎ立てるのも違うと思っている。自己増殖していくものというのは、すごく怖い。
医療は発展していくべきなので、第三者機関が疑いの目を持って検証をして、そのデータを公表して議論すべき。そのための学会。
でもその学会にお金をだしているのが製薬会社で、医者も製薬会社もその薬を使いたいという前提がある。情報はオープンにして、科学は早く進めていく必要がある。
今回の新しい薬を予防的に体の中に入れると、体内で遺伝子が増殖してしまう、1回入れたら取り出せない。
今、インフルエンザよりも死亡率が低くなっているので、それってほぼ風邪だよね?風邪にワクチンを打つ必要あるの?と思っている。なので、自分をケアして免疫を高めて、風邪をひかなくすれば良い。
今まで薬の承認が下りるのがすごく遅かった国が、急に政界で初めて自己増殖的な薬を体に入れるのは恐怖を感じる。
《参考》さとう式リンパケア動画
「ワクチン」や「薬」やというのは、自然に取り込まれるのではなく、人工的に体の中に入れることになるので、ある意味では不自然なことです。
やはり、メリット・デメリットの比較で、自分で判断して使用を決めるべきだと強く感じました。
体調不良で病院にいくと、医者が処方してくれた薬を飲むのが普通という方が多いと思いますが、本来は自分できちんと判断したうえで、飲むべきだなと改めて感じます。
早く治したい気持ちがあったり、調べるのが面倒だったり、病気で判断能力が弱っていたりと、理由は様々だと思いますが、自分の身は自分で守るしかないのです。
また、こちらの先生も、結論をとしては、自分の免疫力を高めておくことが最大の対策だという意見です。
【まとめ】シェディング対策方法
今回、シェディングでどんなことが起きるのか、そもそも本当に起きるのかについて、様々なサイトや動画、SNSを調べました。
SNSでは、わりと過激な意見が多かったように感じます。また、文字数の問題があるのかもしれませんが、根拠が分からない情報、とにかく自分はレプリコワクチンを打った人と関わりたくないと言ったような発信も見受けられました。
そのような会話だけが目に入ってくると、どんどん恐ろしい気持ちになってしまいます。
レプリコンワクチンを接種している・していないで、差別的なことが起こらないかも心配です。
結局、シェディングが起きたとしても、自分の中に入り込んできて増殖することはないだろうというのが平均的な意見かと思います。
ただし、実際にシェディングで健康被害が出て困っていると病院に相談に行く人がいるのも事実のようです。
専門家の方によって見解が分かれる部分もありましたが、対策法については共通していて「自分の免疫力を上げておくこと」と話されている方が多かったです。
睡眠時間をとって、栄養を摂って、悪いものは食べないのが基本ですね。できれば運動をしたり、ストレスをためないことも大切です。
過剰な不安は、感受性を上げてしまうことがあるようなので、あまり気にしすぎず、自分の免疫力・健康力を上げて「どんなウイルスでも菌でもワクチンでも跳ね返す!」くらいの気持ちでいるのが良いかもしれません。
また、プチファスティングをすることで、デトックスになると話している医師もいました。
わたしは、数か月に1回のペースでファスティングを実施しています。食べない時間をつくることで、内臓の負担を軽くして、細胞レベルで体をメンテナンスしています。
自分自身に備わっている治癒力・免疫力を高めていくことが様々な病気の予防になり、医療費の節約にもなりますね。
《参考》ファスティング説明会のお知らせ